内容説明
日本史の一大事件「蒙古襲来」。そのこん跡を15年にわたって追跡、豊富な写真と的確な解説で、元寇と郷土との関わりを解き明かす決定版。
目次
1 アジアの元寇
2 『蒙古襲来絵詞』と博多1(文永の合戦)
3 元寇防塁
4 『蒙古襲来絵詞』と博多2(弘安の合戦)
5 水中考古学を育んだ島・鷹島
6 元寇の遺跡と遺物
7 元寇記念碑
8 碇石
9 資料編
著者等紹介
西園礼三[ニシゾノレイゾウ]
昭和6年(1931年)旧大連市に生まれる。昭和22年(1947年)福岡県に引き揚げる。福岡県立糸島高等学校卒業。二科会写真部会員福岡支部長。福岡市美術連盟会員、福岡文化連盟会員、写団ふくおか同人。NHK福岡文化センターをはじめカルチャーセンターの写真講師、SEIEN写真倶楽部主宰。昭和62年(1987年)から今津、生の松原の元寇防塁や碇石など蒙古襲来関係の撮影を始める。その後長崎県鷹島の海底発掘調査の取材撮影をし、展覧会や出版準備のため鎌倉、藤沢、対馬、壱岐、熊本県下益城郡へ取材撮影する
柳田純孝[ヤナギタヨシタカ]
昭和16年(1941年)生まれ。宮崎大学教育学部卒業。九州大学文学部考古学教室研究生を経て、1970年福岡市教育委員会に入り、元寇防塁、四箇遺跡などを発掘調査。埋蔵文化財課長、埋蔵文化財センター所長、文化財整備課長を歴任し、1999年(平成11年)から文化財部長
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