内容説明
近代日本の夜明け明治維新。久留米藩の神官の子に生なれた真木保臣は討幕・王政復古の実現に生涯を捧げ燃え切った。没後１３０年のいま、先人の意義を問い返し、若い世代の未来創出の糧としたい。
目次
第１章 保臣の生涯
第２章 保臣の思想
感想・レビュー
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きさらぎ
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口絵にいきなり沢宣嘉筆による肖像画があっておおっとなる（笑）しかし何というか、久留米藩に生まれたのがこの人には（あくまでも真木目線で考えてだが）不幸だったんじゃないかなあ、という気がしてしまう。不屈の勤王精神は清々しく潔くもあるが（何回とっ捕まったんだこの人）、孝明天皇は攘夷の意志は固くても政治体制としては基本的に佐幕派（だと思う）。勤王に命を捧げながらその当の天皇から「忌むべき輩」と退けられた真木は、身の処し方は潔くはあっても内心さぞ無念であっただろうと思う。2015/01/09
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