著者等紹介
宋基淑[ソンギスク]
1935年全羅道長興で生まれ、全南大学校国文学科と同大学院を卒業。1965年『現代文学』誌の推薦を受けて評論家としてデビュー。翌1966年からは小説家として再デビュー。民族作家会議提唱者の1人
仲村修[ナカムラオサム]
1949年岡山県生まれ。岡山大学と大阪外国語大学(現大阪大学)朝鮮語科専攻科を卒業。神戸市で16年間中学教師。1990年に韓国仁荷大学大学院に留学後は韓国児童文学の翻訳と研究に従事。オリニほんやく会主宰。「オリニブログ2」あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミネチュ
3
我々世代は子どもの頃「1894年東学党の乱(甲午農民戦争)、朝鮮半島で起きた東学党という宗教団体の反乱」と習ったと思います。 この本は、おそらく中学生あるいは高校生くらいの子ども向けの本だと思います。 甲午農民戦争(この本では東学農民戦争)がどのようなものだったのかを東学側の視点から書かれています。完全に東学側の視点での物語なので、偏りもあると思いますが、若かりし頃に覚えた「1894年東学党の乱」と言う呪文が今も頭に残っている人は今こそその呪文の内容を知るために読むとよいと思います。2018/06/30