内容説明
2012年秋、「朝霞の森」はオープンした。ここはかつて、キャンプ・ドレイクと呼ばれた米軍基地があり、極東のインテリジェンス(諜報活動)を担ったという。「基地の街」が背負った戦争と現在を歩く。
目次
1章 駅前商店街通りから見える―まっすぐに延びる一本道(国家公務員宿舎「朝霞住宅」建設問題;本田美奈子と駅前商店街通り ほか)
2章 元ゴルフ場から見える―東洋一のゴルフ場から陸軍予科士官学校そしてサウス・キャンプ(東洋一のゴルフ場;「鉄道王」根津嘉一郎 ほか)
3章 「日本の上海」から見える―南栄通り一〇〇〇メートル(日本の三大休養施設と「日本の上海」;「血取り」と「日本の上海」の事件簿 ほか)
4章 キャンプ・ドレイクから見える―第一騎兵師団司令部からリトル・ペンタゴンへ(キャンプ・ドレイクとモモテ・ビレッジ;キャンプ・ドレイクの頭脳 ほか)
著者等紹介
中條克俊[チュウジョウカツトシ]
1956年東京都新宿生まれ。新宿区立淀橋第七小学校、淀橋中学校(いずれも廃校)に学び、都立新宿高校に進学。埼玉大学経済学部卒業後、1981年より埼玉県公立中学校教員(社会科)となり現在にいたる。歴史教育者協議会会員。早稲田大学教師教育研究所招聘研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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のんしおーね
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前著より、より詳しく、キャンプドレイクに特化した内容になっていて、自分がまだ生まれていない頃の話だけど、なんかドキドキしながら読んでしまった。前著で、基地名の由来についての記述がなんか違うような気がしていたが、次版では訂正されているみたいなので、スッキリした。2014/02/16
水
0
この本を読んでも達成感はない。考えるべき情報がいくつも詰まっている情報書。目を背けてはならない日本の真実の一部がここにある。一度読むだけではなく、辞書のような使い方として手元に置いておきたい。2018/03/16