内容説明
物欲、権力主義の跋扈、倫理道徳に対する嘲笑、刹那主義の礼賛…こうした状況のなか、プラトンは思索のスタートを切った。人生で最も大切なことは何か、この問を胸に、プラトンを先達に歩んだ旅の記録。
目次
旅立ちにあたって
プラトンのソクラテス体験―心酔と不安
「私は真理を語る」―『ソクラテスの弁明』
一粒の麦―『クリトン』
神々をも越えるもの―『エウテュプロン』
想起の道―『メノン』
第二の航海―『パイドン』
ティナ・トロポン・クレー・ゼーン(「如何に生きるべきか」)―『国家』
著者等紹介
眞方忠道[マガタタダミチ]
1938年生。1962年、東京大学文学部哲学科卒業。1967年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。秋田大学、神戸大学勤務を経て、神戸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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