目次
序章 20世紀への視座―「短い20世紀」論から「長い20世紀」論へ
第1章 シュペングラー再読―ポスト冷戦から見た『西欧の没落』(『西欧の没落』とシュペングラー論争;シュペングラーの国際政治論)
第2章 ドイツの国際関係論―リアリズムとアイデンティティーの位相(リアリズム前史としての戦前ドイツの知的伝統;戦後西ドイツ国際関係論におけるリアリズムの位相)
第3章 回帰する「文明と文化」の相克―ハンス=ペーター・シュヴァルツの国際政治論を手がかりに(「ドイツと西側」の相克―シュヴァルツの80年代西ドイツ政治文化批判;グローバル化する世界とヨーロッパ―90年代ドイツの国際政治認識批判)
終章 評価と展望
著者等紹介
葛谷彩[クズヤアヤ]
奈良県生まれ。1993年京都大学法学部卒業。1996年京都大学大学院法学研究科修士課程政治学専攻修了。1998年から2000年までベルリン・フンボルト大学社会科学部留学。2001年京都大学大学院法学研究科博士課程政治学専攻研究指導認定退学。京都大学大学院法学研究科研究助手を経て、2004年博士号取得(法学)。同年より、京都大学大学院法学研究科研修員、関西学院大学法学部非常勤講師。専攻は国際政治学、ドイツ国際政治思想
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