内容説明
本書は著者が札幌の藤女子大学に在任していた八年間に折々に思い、感じたことや、また女性学の講義からの抜粋などをまとめたものである。
目次
1 人生の後半に想う(愛の住まい;些細なる聖性の偉大さ―家政;夫は他者;性の聖と俗;無償でない母性愛 ほか)
2 人生の中で模索する姿(性と性別の彼岸;介護―助け、助けられること;フェミニズムを超えて;女性と文化、女性と自然;女性と環境―環境のキリスト教的理解 ほか)
著者等紹介
川中なほ子[カワナカナオコ]
1952年東京女子大学哲学科卒業。英国オクスフォード大学大学院(宗教哲学専攻)。以来聖心女子大、津田塾大学、上智大学講師を経て、2000年まで藤女子大人間生活学科で教授、副学長を務める。現在、東京純心女子大学、上野学園大学講師
伊藤春樹[イトウハルキ]
1972年上智大学理工学部数学科卒業。1978年上智大学大学院文学研究科社会学専攻博士課中途退学。1991年イタリア国立ペルージャ大学大学院医学研究科精神学博士課程修了(医学博士)。イタリアで障害者の福祉機器開発にかかわり、盲聾者のためのコミュニケーション機器開発国際コンクールで最優秀賞を受賞。また多発性硬化症の治療プロジェクトをコーディネートした。現在、藤女子大学教授生命理論、社会福祉
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