内容説明
地球環境から、情報社会にともなう事故まで、これらの危機に対して、人類(地球)、国家、地域、集合体(企業、家庭等)、個人の各レベルにおける事前(予防医学的)・事後的(臨床医学的)対応が必要となる。本書は、こうした危機管理の視点による「第一七回横浜社会人大学講座」の講義内容を中心にまとめられたものである。
目次
環境汚染と危機管理―科学的面より
原子力災害と危機管理
社会生活におけるリスクとその対策
企業の法的危機管理とコンプライアンス
銀行危機と危機管理
日本的経営の危機と課題―新たな価値創造システムへの道程
企業の危機と会計の課題―ビッグバンアプローチの功罪
情報化社会の脆弱性と危機管理
現代日本の教育的危機―その原因の追究と解決をめざして