出版社内容情報
■犯罪被害に遭わないために
近年、刑法犯罪における高齢被害者の占める割合は増えています。なかでも知能犯(詐欺など)や粗暴犯(暴行・傷害など)の増加は見過ごせません。本書では、シニアや、その子ども世代に知ってほしい、犯罪の実態や防犯のコツをまとめ、わかりやすいマンガとともに掲載しました。
■恐れすぎず、過信しない!
ニュースを賑わせているように、犯罪の手口は多様化・複雑化しています。私たちに必要なのは次の3つの考え方。ひとつ目は、「自分は大丈夫」という過信や「犯罪のことなんか知りたくない」という恐れを捨てること、ふたつ目は、家族やご近所とのコミュニケーションを密にすること、三つ目は、常に情報をアップデートしていくこと。本書は、日本防犯学校の梅本先生、桜井先生監修のもと、最新情報を踏まえた最新の対策を掲載。便利なグッズなども多数紹介しています。
■事故の防止も
溺水、窒息、転落など、家庭における事故は、高齢者がそのほとんどを占めます。また高齢者は、交通事故の被害者となるケースが若者に次いで高いことで知られています。本書では事故防止の章を設け、家庭や街中での事故の危険と身を守るコツについて解説しています。
内容説明
凶悪化する強盗、詐欺、すりや置き引き…。あなたを守る!「防犯の梅さん」&「防犯ママ」の最強タッグ。転倒や窒息etc.自宅での事故防止のコツも紹介!切り取って使える!防犯心得15か条&緊急連絡先リスト付き。
目次
第1章 事件・事故に遭う高齢者が増加(犯罪件数は減っているのに高齢者の財産と命を狙う犯罪は増加中;侵入犯罪の被害に遭った家の半数は「鍵のかかってない家だった」 ほか)
第2章 強盗・窃盗被害に遭わないためのコツ(犯罪者に狙われやすい家かどうか確認する;玄関ドアはいかなるときも鍵をかける ほか)
第3章 詐欺に遭わないためのコツ(次はあなたの番かも…だまされやすさチェック;振り込め詐欺対策には防犯電話機を ほか)
第4章 家庭での事故を防ぐコツ(スマホは自宅内でも常に携帯する;すべりやすい靴下やスリッパは履かない ほか)
第5章 外出先での事件・事故を防ぐコツ(バッグは斜めがけ。車道側には持たない;シルバーカーで大事なものを持ち歩かない ほか)
著者等紹介
梅本正行[ウメモトマサユキ]
日本防犯学校学長。1964年からセキュリティ事業に参入し、警察署での署員特別教養講師や犯人逮捕への協力など、警察からの感謝状は400枚を超える。現場には極力足を運び、犯罪現場の環境や犯行手口など、事件の内容を検証。その数は8,000件を超える。現在、犯罪者心理を知り尽くしたプロの目で、防犯ジャーナリストとして活躍。予知防犯を提唱している。防犯法の設立を目指している
桜井礼子[サクライレイコ]
日本防犯学校副学長。「日本初の女性防犯アナリスト」として、防犯界の第一人者・梅本正行氏に18年間師事し、事件現場の検証と取材に携わる。女性・母親・高齢者の親を持つ立場から、自分自身でできる防犯対策をはじめ、子ども・高齢者・女性を守る防犯対策をわかりやすく解説(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。