えげつないいきもの図鑑―恐ろしくもおもしろい寄生生物60

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816365010
  • NDC分類 K481
  • Cコード C8045

出版社内容情報

「卵と幼虫を誘拐して、奴隷にする」――。そんな「えげつない」寄生生物の生態を紹介します。「カマキリをあやつって、水に飛び込ませる」「寄生したアリの頭を切り落とす」「卵と幼虫を誘拐して、奴隷にする」――。そんな「えげつない」寄生生物の生態を紹介します。かわいらしくも恐ろしいイラストと、やさしい解説で、小学生から大人まで、幅広い方に楽しんでいただけます。

第1章 あやつる
第2章 くいつく
第3章 いすわる
第4章 あばれる

大谷智通[オオタニトモミチ]
著・文・その他

ひらのあすみ[ヒラノアスミ]
イラスト

内容説明

あやつる、いすわる、くらいつく―「寄生」という衝撃の生きざま!

目次

第1章 あやつる(カタツムリの角をイモムシにする?―ロイコクロリジウム;ネズミをネコ好きにする―トキソプラズマ ほか)
第2章 くいつく(恐ろしい病気をうつす―マダニ;鼻に飛び込む吸血鬼―ハナビル ほか)
第3章 いすわる(世界最大級の有名な寄生虫―サナダムシ;尻からはい出る動くマカロニ―無鉤条虫 ほか)
第4章 あばれる(アサリを襲う海の吸血鬼―カイヤドリウミグモ;大量の卵で血管をつまらせる―日本住血吸虫 ほか)

著者等紹介

大谷智通[オオタニトモミチ]
1982年兵庫県生まれ。作家、編集者、出版エージェント。東京大学農学部卒業後、同大学院農学生命科学研究科水圏生物科学専攻修士課程修了。大学では魚病学研究室に所属し、当時研究室の教授であった小川和夫氏(現・目黒寄生虫館館長)のもとで魚介類の寄生虫病の研究を行っていた。出版社勤務を経て2014年よりフリーランス。活動の拠点として「スタジオ大四畳半」を設立し、書籍のライティング、編集、エージェンシーなどを手がける

ひらのあすみ[ヒラノアスミ]
桑沢デザイン研究所卒業。デザイン会社を経て2014年よりフリーのイラストレーターとして活動中。日本絵本賞を受賞した『ゆらゆらチンアナゴ』(ほるぷ出版)などのイラストを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のっち♬

113
ふしぎでおもしろく、ときにおそろしい寄生生物60種を、親しみやすいイラストで紹介。著者が同じなので『寄生蟲図鑑』と取り上げる生物や内容が重複するが、本書の特徴は極めて平易で端的な説明とデフォルメイラスト、そして種類別ではなく挙動別(あやつる、くいつく、いすわる、あばれる)に章立てされた構成にあり、小学生から親しめるよう配慮されている。いくらマイルドに書こうが「えげつない」ことに変わりないのだが、「寄生して生きるのだって、決して楽ではない」ことや悪意はないこと等のフォローを忘れない点に著者の冷静さを感じた。2021/06/11

鱒子

56
図書館本。ざっくりイラストで表現された寄生生物たち。グロ度は低いです。そのおかげで読みやすいのは確かなのですが、詳細がわからなくてもどかしい面もあります。気になる生物は自分でネット検索すると良いと思います(美しいエメラルドゴキブリバチはぜひ画像で見てほしい)。全ての漢字にルビが振ってあります。それでも小学低学年にはちょっと難しいかな。2018/11/30

ikatin

21
大雨の為読書三昧。ヒトを宿主とする寄生虫はそこそこ知ってるのだが、芽殖孤虫とフォーラーネグレリアは知らなかった。詳細不明でもあり、これは恐ろしい。おそらく専門とする研究者が少ないのだろう。公的研究費を鋭意投入すべきである。2019/07/21

ショコラテ

18
ポップなイラストでキモ可愛く寄生虫を解説…それでも気持ち悪い~。世の中は危険に満ちているのだな(笑)。どうせ寄生するのなら、宿主に気づかれないよう進化した方がいいと思うんだけど、未だにマラリアで人類バタバタ死んでるし難しいのだろうか。『天使の囀り』の副読本としてお薦め(笑)。2019/10/31

hannahhannah

16
寄生生物たちをイラスト付きで紹介。タイトル通り、えげつないものが多い。カタツムリに寄生するロイコクロリジウムやゴキブリを操るエメラルドゴキブリバチなどは有名で、エグい。後者はゴキブリに毒を注入して巣穴まで、誘導して卵を産みつける。ゴキブリは生きたまま内臓を孵化した幼虫たちに食い破られて死ぬ。他にも人間にとっても危険な寄生生物がいくつも載っていた。トリパノソーマや芽殖孤虫、フォーラーネグレリア、マラリア原虫は人間をも殺す凶暴な奴ら。彼らとて別に悪意があるわけではない。生き残り、種を保存するために必死なのだ。2018/09/16

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