出版社内容情報
「百人一首」について、小学生に向けにマンガで楽しく紹介した本です。一首ずつ、歌の意味や背景をマンガで説明し、作者のプロフィールや言葉の意味を解説しています。歌が読まれた時代の人々の暮らしぶりがわかるマンガも満載。楽しみながら、百人一首を覚えられます。また、本書描き下ろしのかわいい絵を掲載した、切り取って使えるオリジナルの百人一首カード100枚を収録。さらに全日本かるた協会の読み手の方にご協力いただいた歌音声CDも付いています。
谷知子[タニトモコ]
内容説明
歌の意味やその歌にこめられた想いを、一首ずつすべて、まんがで楽しく紹介。和歌が詠まれた時代の人びとの暮らしや習慣、恋愛事情などもまんがで紹介。切り取ってかるた遊びができる、美しくてかわいいオリジナルの百人一首かるた付き。
目次
第1章 百人一首のはじまりはじまり―飛鳥時代~平安時代初期(秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露に濡れつつ(天智天皇)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇) ほか)
第2章 人生を和歌にしたためて―平安時代前期(住の江の岸に寄る波よるさへや夢の通ひ路人目よくらむ(藤原敏行朝臣)
難波潟短き蘆の節の間も逢はでこの世を過ぐしてよとや(伊勢) ほか)
第3章 恋しいあなたへおくる和歌―平安時代中期~後期(忍ぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで(平兼盛)
恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか(壬生忠見) ほか)
第4章 女流作家達の時代―平安時代後期(あらざらむこの世のほかの思ひ出にいまひとたびの逢ふこともがな(和泉式部)
めぐり逢ひて見しやそれとも分かぬ間に雲隠れにし夜半の月かな(紫式部) ほか)
第5章 はかなき世に想いをはせて―平安時代後期~鎌倉時代(村雨の露もまだ干ぬまきの葉に霧立ちのぼる秋の夕暮れ(寂蓮法師)
難波江の蘆のかりねのひとよゆゑ身を尽くしてや恋わたるべき(皇嘉門院別当) ほか)
著者等紹介
谷知子[タニトモコ]
大阪大学国文学科卒業。東京大学大学院博士課程単位取得。博士(文学・東京大学)。フェリス女学院大学教授。専攻は中世和歌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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