内容説明
この本は、季節との関わりをテーマに、日本の野鳥を様々な視点から知る楽しさを感じていただけるように作りました。登場する鳥たちは、計145余種。そのうち85種をメインの扱いとし、春、夏、秋、冬の各季節の章ごとに「旬」の鳥を選び、生態写真とエピソードでご紹介します。呼び名の由来から昔話、伝説の紹介、古典文学での扱われ方、日本だけでなく古今東西の価値観の対比など、人と鳥との関係を伺わせる題材を中心に書きました。
目次
春に見たい鳥(ヒバリ;ウグイス ほか)
夏に見たい鳥(ホトトギス;イカル ほか)
秋に見たい鳥(キアシシギ;イワツバメ ほか)
冬に見たい鳥(ジョウビタキ;マナヅル ほか)
著者等紹介
大橋弘一[オオハシコウイチ]
野鳥写真家。1954年東京都生まれ。図鑑・書籍等に作品を多数提供するほか、新聞・雑誌等の連載、テレビ・ラジオ出演、自然雑誌編集など多彩な活動で野鳥の魅力を発信。特に鳥の呼び名の語源由来や伝説伝承、古典文学での扱われ方等、人文科学の面からの独自のアプローチによる野鳥解説に力を入れ、執筆活動や講演活動も行う。野鳥写真ライブラリー「ナチュラリー」主宰。北海道自然雑誌「faura」編集長。(公財)日本野鳥の会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろうさぎ
17
ふと耳にする鳥の声に、とても癒されるので、鳥のことを知りたくて読了。知らない鳥が、たくさんいた。なかなか目にすることのない鳥をじっくり観察できてよかったです。2022/09/09
yamakujira
7
春夏秋冬、季節ごとに「見たい鳥」と章立てて数種類の野鳥を選び、一種類ずつ、生態や故事来歴など、さまざまな角度から紹介してくれる。春に冬鳥のルリビタキや夏鳥のキビタキってのは早春や初夏も春と思えば許せるけれど、夏にカササギやケイマフリ、冬にオジロワシって、関東地方じゃ無理だろうと思ったら、著者は北海道の人だった。さらに、ミフウズラ、コアホウドリ、ライチョウ、マナヅルと、全国を行脚しないと見られない品揃えだな。でも、実際に会いに行けなくとも、カラー写真満載だから眺めてるだけでも楽しい。 (★★★☆☆)2018/09/16
megu
3
ヒタキ類の可愛いこと、可愛いこと。1回でいいからルリビタキとキビタキを実際に見てみたい。2016/07/10
竜玄葉潤
2
目の悪い自分には鳥は良く解らない。でも知りたい。日本にこれだけ鳥がいるのね。まだ知らないことが多いことを喜ぼう。2019/08/17
きこりくらげ
1
季節ごとに鳥を紹介している全カラーの作品。鳥の写真や生態だけでなく、名前の由来やエピソードも載っており、図鑑としても、読み物としても楽しめる一冊である.2016/07/21