内容説明
神々や英雄が活躍する華麗な物語「ギリシア神話」。男女の愛憎や父子対決など、あらゆる物語の源であり、西洋世界を理解するうえでもその知識は欠かせません。本書では、親しみやすいマンガでギリシア神話を楽しく解説しています。
目次
第1章 ギリシア神話へのいざない
第2章 世界の始まりと神々、人間の誕生
第3章 大神ゼウス、海神ポセイドン、冥界の王ハデス
第4章 若き神々の物語
第5章 英雄たちの物語
第6章 王家の悲劇
第7章 トロイア戦争と帰国の物語
第8章 さまざまな愛の物語
著者等紹介
豊田和二[トヨダカズジ]
1948年、群馬県に生まれる。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業、同大学院文学研究科史学科(西洋史)博士課程単位取得退学。早稲田大学、國學院大学、お茶の水女子大学で講師を務めた。専門は古代ギリシア史。2011年5月逝去
宮城徳也[ミヤギトクヤ]
1958年、岩手県に生まれる。早稲田大学卒業(哲学専攻)、同大学院修士課程修了(英文学専攻)、京都大学大学院博士課程修了(西洋古典学専攻)、博士(文学)。現在、早稲田大学教授(文化構想学部)。専門はギリシャ・ローマ文学、特に悲劇、牧歌、恋愛詩、およびルネサンス諸芸術への影響と文化変容論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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C-biscuit
18
購入。子供が冬休みの宿題でオリオン座の観察があり、ギリシア神話について興味がありそうなので購入。肝心のオリオンのところは少なめであったが、それなりにわかりやすい本である。大人が読むとより体系的にギリシア神話を理解できる。個人的にはトロイア戦争のあたりの理解が進んだ。この本は単に漫画で説明しているだけではなく、語源や星座、そして芸術など様々なものに影響を与えていることを知ることができる。巻末の系譜も良かった。それにしても英語、ラテン語など読み方が色々である。子供に読ませるにはいささか大人の本かも知れない。2018/01/08
かなた
8
神多くて覚えられない。また復習しよう。2020/07/31
なまえ
4
映画とかゲーム、小説、漫画などいろんなところでギリシャ神話が交わるからきっかけを知れて面白かった。それにしても、みんなランデブーしすぎて、しょーもないなと呆れてしまうところも多かった。 それと、似てるような名前つけないでほしい。2019/08/18
かなた
3
ゼウスの子で美人のヘラを巡って戦ったトロイア戦争で神官ラオコーンが海蛇にして殺されるシーンがバチカン美術館にあるヘレニズム時代の最高傑作「ラオコーン」。アキレスとヘクトル。//メデューサとペルセウス。ミノタウロス。スタバのロゴの人魚もギリシャ神話に出てくる。イカロスの翼。2024/06/02
take
3
「マンガ」とあるが、文章が中心だった。登場人物(神・超人含む)の多さに混乱することもあったが、魅力的なキャラクターが多かったり、身近な所にギリシャ神話由来の事物があったり(スタバのロゴとか、ミューズ→musicとか)という驚きで最後まで楽しめた。「旧約聖書」「新約聖書」と比べた時に読み物としての面白さは段違いだと思う。2017/05/04