内容説明
これまで一般にはあまりオープンにされていなかったプロの和裁士の技術やコツなどをあますことなく紹介。和裁の知識から単衣きものの縫い方の一通りがわかるように、イラストを用いて、ていねいに詳しく解説。プロのように早く、きれいに縫いあげるために、身につけたい基本や、とっておきのテクニックもたくさん盛り込んでいる。
目次
第1章 和裁こと始め(きものの名称;そろえておきたい和裁の道具 ほか)
第2章 単衣きものに挑戦(積もる;柄合わせをする ほか)
第3章 単衣きものを応用して(ゆかたを縫う;薄物を縫う ほか)
第4章 きもの周りのいろいろ(嘘つき襦袢の単衣替え袖;嘘つき襦袢の裾よけ ほか)
第5章 お直しとリメイク(袖丈直し;裄丈出し ほか)
巻末付録(きもののたたみ方;羽織のたたみ方 ほか)
著者等紹介
松井扶江[マツイトモエ]
大阪に生まれる。26歳より着付け、職業和裁の世界に入り、1973年に「プロきものスクール」を開講。内閣府認定公益社団法人色彩検定協会理事、服飾教育者学部正会員。文部大臣賞、通産大臣賞、日本テレビ賞など受賞歴多数。2014年に国際文化推進協議会より最高社会文化功労賞受賞。現在は学院長職を後進に譲り、「プロきものスクール」の会長として学生の指導・育成を補佐している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょう
8
開いて最初に 木綿単衣 難易度☆ でひるんでしまいました。が、運針など基礎の基礎から半幅帯を木綿布で作ってみましょう、スカーフでかぶせ帯、嘘つき、着物を持ち運ぶバッグ、ステテコ…。プチバッグ位なら縫えるのではと思えました。お直しは…裄や丈出し、着物をリメイクしてコートに、って洗い張りしてからとは、一番難しいのでは。洗える着物をコートとして着れたらと思ってましたが、おそらくミシン仕立てで解くのは不可能…。半襦袢か半幅帯から、心の準備ができたらまた借ります。2022/01/11
きゃさりん
1
私の世代の人で、どれくらい気付いているのだろう。たぶん、中学〜高校の家庭科の教科書に浴衣(反物)の裁断と縫い方の項目があった。和裁が習えるのだとワクワクしていたが、高校時代でも全くかすりもしなかった。長女が家政科の高校→家庭科教諭課程のある大学に進み、後々の課題に浴衣を縫う単位があると言う。ならば私も昔からの夢だった和裁にチャレンジしてみよう!と思って購入した一冊。まずはお気に入りの布で半幅帯でも塗ってみようか。2024/11/09
西夏
1
裄直したい!と思って借りた本。 やっぱり自分の不器用さ、和裁への不理解を考えると難しいのかも… 少しでも和裁に明るい人なら、この本をヒントになんとか出来るんだろうな2024/02/11
しゅえ
0
無謀にも独学で和裁に挑戦しようと思い立ち、本書を手に取った。DVD付でとても分かりやすい。裄直しと身幅直しは本の通りでばっちりできたので、次は単に挑戦するつもり。2017/04/24
あかり
0
道具の事からお直しまで。細かいのに分かりやすく書いてあって大変助かりました。2016/01/24