内容説明
難解な法律用語を極力使わず、身近な例を数多く取り上げながら、刑法を解説。
目次
第1章 刑法へのアプローチ
第2章 刑罰の中味
第3章 犯罪はどんな場合に成立するか
第4章 犯罪の成立範囲が広がる場合
第5章 個人に対する犯罪
第6章 社会・国家に対する犯罪
第7章 刑罰の適用と犯罪者の処遇
第8章 市民参加が進む刑事司法
著者等紹介
船山泰範[フナヤマヤスノリ]
1946年、東京都生まれ。日本大学法学部を卒業。現在、日本大学法学部教授。日本大学法学部で、刑法を講義する。人間学としての刑法を目指し、刑法が国民のためになるにはどうしたらよいかを追究している。大学のゼミナールでは、模擬裁判を鋭意進めており、出張模擬裁判も行っている。また、市民・高校生などを連れて解説付裁判傍聴を行うなど、「法育」を提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いお
9
中3国語「高瀬舟」の授業で安楽死について考える。「安楽死は許されるか」のページがあり、例として「高瀬舟」が掲載されている。法律的には、積極的安楽死として、嘱託殺人罪に該当するが、患者の苦しみを救うために行ったこととして、違法性が阻却されるのではないかが問題となる。つまり、法律上その行為を正当とする理由があるため、違法性がなくなり、犯罪とならないかもしれない。実際には、医師が行うことを原則として、現今の医療が苦しみを救済できない場合に、苦しみをなくす究極の手段として、4つの要件を満たせば、犯罪とならない。2024/01/21
かんちゃん
1
手っ取り早く全体像を把握しておきたかったので読んでみましたが、思った以上に分量がありました。内容自体は分かりやすいものになっていますが、それでも扱う内容が広汎で難解なので何回か読んでみる必要があると思う。2011/05/08
すのう@中四国読メの会コミュ参加中
0
図があることでイメージしやすく、分かりやすかったです。2012/03/10