内容説明
数学と物理学を駆使して渋滞の謎に迫り、渋滞にかかわる具体的な問題とその対処方法を詳しく解説。渋滞学に関する理論のはじめての入門書。後半では、高速道路、交差点、都市部の渋滞、電車、バス、航空機、エレベーター、エスカレーター、群衆、出口への退出、障害物効果、行列、アリの行列、分子モーター、インターネット、トヨタ生産方式、経営と在庫、仕事、伝染病、噂など、様々な渋滞を具体的に見ている。
目次
第1章 渋滞とは何か(渋滞と渋滞学―様々な渋滞を横断的に研究する学問が渋滞学;渋滞の研究の歴史―工学的アプローチから理学的アプローチへ ほか)
第2章 渋滞の理論・基礎編(渋滞理論の概要―この章の流れ;セルオートマトン(1)歴史、応用―ボトムアップとトップダウン ほか)
第3章 渋滞の理論・応用編(待ち行列理論(1)歴史―待ち行列理論の発展
待ち行列理論(2)ポアソン分布―ポアソン分布の特徴 ほか)
第4章 様々な渋滞とその対策(サグ―車間距離を常に確認する;料金所とETC―一般ゲートの利用を考える ほか)
著者等紹介
西成活裕[ニシナリカツヒロ]
1967年、東京生まれ。東京大学先端科学技術研究センター教授。1995年、東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了後、山形大学工学部機械システム工学科、龍谷大学理工学部数理情報学科、ドイツのケルン大学理論物理学研究所を経て2005年より東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻に移る。2009年より現職。専門は数理物理学、および渋滞学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
チイノスケ
文章で飯を食う
壱萬参仟縁
まや