内容説明
せつなかったり、郷愁を感じたり、感情が高まったり…普段何気なく聴いている名曲が、これほどまでに心を揺さぶるのはなぜでしょうか?クラシックの名曲には、ただ漫然と聴くだけではわからない秘密が隠されています。感動のウラには理屈があるのです。作曲家が楽譜に込めたシカケを目で見ることができれば、大好きなあの曲をもっと深く、詳しく味わえるようになります。「NHKクラシックミステリー名曲探偵アマデウス」監修者による入門書。
目次
1 対比が生むドラマを読み解く―バロック音楽の名曲(ヴィヴァルディ:「四季」より「春」第1楽章;バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番より第1楽章 ほか)
2 形式美のヒミツを探る―古典派の名曲(ハイドン:交響曲第101番「時計」より第2楽章;モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章 ほか)
3 詩情あふれる音楽の源へ―ロマン派の名曲1(シューベルト:歌曲「魔王」;ショパン:「24の前奏曲」より「雨だれ」 ほか)
4 作曲家の想いに触れる―ロマン派の名曲2(ベルリオーズ:「幻想交響曲」より第4楽章「断頭台への行進」;リスト:「パガニーニによる大練習曲集」より「ラ・カンパネッラ」 ほか)
5 20世紀音楽の開拓者に迫る―世紀転換期の名曲(ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲;ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より「月の光」 ほか)
著者等紹介
野本由紀夫[ノモトユキオ]
東京藝術大学および同大学院を修了(音楽学専攻)。DAAD奨学金によりハンブルク大学博士課程へ留学。指揮法を村方千之、佐藤功太郎、管弦楽法を黛敏郎の各氏に師事。桐朋学園大学助教授を経て、玉川大学芸術学部准教授、同大学管弦楽団指揮者。東京フィルハーモニー交響楽団の解説執筆主幹、NHK‐BSテレビ「名曲探偵アマデウス」の監修者も務め、同番組には解説者としてほぼ毎週出演中。著書・論文は50~60本ほどある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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