クラシックの名曲解剖

クラシックの名曲解剖

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816346637
  • NDC分類 760.8
  • Cコード C0073

内容説明

せつなかったり、郷愁を感じたり、感情が高まったり…普段何気なく聴いている名曲が、これほどまでに心を揺さぶるのはなぜでしょうか?クラシックの名曲には、ただ漫然と聴くだけではわからない秘密が隠されています。感動のウラには理屈があるのです。作曲家が楽譜に込めたシカケを目で見ることができれば、大好きなあの曲をもっと深く、詳しく味わえるようになります。「NHKクラシックミステリー名曲探偵アマデウス」監修者による入門書。

目次

1 対比が生むドラマを読み解く―バロック音楽の名曲(ヴィヴァルディ:「四季」より「春」第1楽章;バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番より第1楽章 ほか)
2 形式美のヒミツを探る―古典派の名曲(ハイドン:交響曲第101番「時計」より第2楽章;モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第1楽章 ほか)
3 詩情あふれる音楽の源へ―ロマン派の名曲1(シューベルト:歌曲「魔王」;ショパン:「24の前奏曲」より「雨だれ」 ほか)
4 作曲家の想いに触れる―ロマン派の名曲2(ベルリオーズ:「幻想交響曲」より第4楽章「断頭台への行進」;リスト:「パガニーニによる大練習曲集」より「ラ・カンパネッラ」 ほか)
5 20世紀音楽の開拓者に迫る―世紀転換期の名曲(ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲;ドビュッシー:「ベルガマスク組曲」より「月の光」 ほか)

著者等紹介

野本由紀夫[ノモトユキオ]
東京藝術大学および同大学院を修了(音楽学専攻)。DAAD奨学金によりハンブルク大学博士課程へ留学。指揮法を村方千之、佐藤功太郎、管弦楽法を黛敏郎の各氏に師事。桐朋学園大学助教授を経て、玉川大学芸術学部准教授、同大学管弦楽団指揮者。東京フィルハーモニー交響楽団の解説執筆主幹、NHK‐BSテレビ「名曲探偵アマデウス」の監修者も務め、同番組には解説者としてほぼ毎週出演中。著書・論文は50~60本ほどある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くまこ

10
クラシックに興味はあるが、何から聴けばいいのか分からないという方にお薦め。クラシックの名曲約40曲を全編かわいいイラストつきで解説していて、単純に読み物として楽しめます。また、楽譜の一部(譜例)はCDと対応していますから、読みながら音楽を確認することができます。例えば、マーラー交響曲第5番の第4楽章アダージェット。譜例にマークをつけ、不協和音から生み出される心理的衝動が悶えにつながり、それが甘く切ない愛の感情に働きかける、と科学的かつ官能的に解説されています。恋人と過ごす夜のお供にいかがですか?2013/05/16

danskblomst

2
この本を読んだおかげで、曲の聴き方が変わりました。ただメロディーを追うだけじゃなく、全体や細部にも目を向けて、歴史的背景にも注目するようになりました。そうするともっと面白くなりました。2010/05/04

さよ

0
いろんな名曲の解説がわかりやすい。2014/03/01

こばまま

0
CDつきでいろいろ楽しめました。2013/04/06

ソーダサイホン

0
「クラシック探偵アマデウス」のネタ元。図解入りだが内容は難解。2009/05/12

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