内容説明
豪奢な教会や華やかな宮廷がヨーロッパに君臨したバロック時代は、クラシック音楽を代表する名曲ぞろい。バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどの大作曲家、パッヘルベルのカノン、ペルゴレージのスタバト・マテルなどなじみ深いメロディが目白押し。しかしバッハ以前の音楽は数十年前まで必ずしも専門家の関心が高かったわけではなく、未発達で原始的な音楽の扱いだった。本書はそんな無理解と闘って日本に数々のバロック音楽を紹介してきた皆川達夫氏による、本格的なやさしい入門書である。
目次
1 バロック音楽の名曲―厳選30作品(モンテヴェルディ/オペラ『オルフェーオ』;カッチーニ/歌曲『我が麗しのアマリッリ』;モンテヴェルディ/聖母マリアの晩課 ほか)
2 バロックに輝く楽器たち(「器楽曲」の誕生―楽器が主役になった時代;器楽曲の華―ヴァイオリンとヴィオル;素朴さと気品をあわせもつ―リュートとテオルボ ほか)
3 もっと知りたい!バロック音楽(「バロック」の語源;バロック音楽とカストラート;バロック音楽とキリスト教 ほか)
著者等紹介
皆川達夫[ミナガワタツオ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒。1985年まで20年間続いたNHK‐FMの「バロック音楽の楽しみ」や、AM第一放送の「音楽の泉」の解説で、その人柄と語り口は広く親しまれている。イタリア政府よりカヴァリエーレ勲章授与。芸術学博士。立教大学名誉教授。元東京大学、東京芸術大学、慶応義塾大学講師
宮崎晴代[ミヤザキハルヨ]
武蔵野音楽大学大学院音楽学研究科修了。アメリカ・フロリダ州立大学大学院博士課程(音楽学専攻)に留学。Certificate of Early Musicを取得。元東京大学先端科学技術研究センター協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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