バロック音楽の名曲

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816345128
  • NDC分類 762.05
  • Cコード C0073

内容説明

豪奢な教会や華やかな宮廷がヨーロッパに君臨したバロック時代は、クラシック音楽を代表する名曲ぞろい。バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディなどの大作曲家、パッヘルベルのカノン、ペルゴレージのスタバト・マテルなどなじみ深いメロディが目白押し。しかしバッハ以前の音楽は数十年前まで必ずしも専門家の関心が高かったわけではなく、未発達で原始的な音楽の扱いだった。本書はそんな無理解と闘って日本に数々のバロック音楽を紹介してきた皆川達夫氏による、本格的なやさしい入門書である。

目次

1 バロック音楽の名曲―厳選30作品(モンテヴェルディ/オペラ『オルフェーオ』;カッチーニ/歌曲『我が麗しのアマリッリ』;モンテヴェルディ/聖母マリアの晩課 ほか)
2 バロックに輝く楽器たち(「器楽曲」の誕生―楽器が主役になった時代;器楽曲の華―ヴァイオリンとヴィオル;素朴さと気品をあわせもつ―リュートとテオルボ ほか)
3 もっと知りたい!バロック音楽(「バロック」の語源;バロック音楽とカストラート;バロック音楽とキリスト教 ほか)

著者等紹介

皆川達夫[ミナガワタツオ]
1927年、東京生まれ。東京大学文学部卒。1985年まで20年間続いたNHK‐FMの「バロック音楽の楽しみ」や、AM第一放送の「音楽の泉」の解説で、その人柄と語り口は広く親しまれている。イタリア政府よりカヴァリエーレ勲章授与。芸術学博士。立教大学名誉教授。元東京大学、東京芸術大学、慶応義塾大学講師

宮崎晴代[ミヤザキハルヨ]
武蔵野音楽大学大学院音楽学研究科修了。アメリカ・フロリダ州立大学大学院博士課程(音楽学専攻)に留学。Certificate of Early Musicを取得。元東京大学先端科学技術研究センター協力研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

monochrome

1
聞きながら読む、読んでから聞く。2倍お得です。自筆の譜面が良いです。最後に「バロック音楽をもっと知るために」とありますが、もっと知りたくなりました。2011/01/05

さいうら

1
この手の本にしては結構内容が濃いし、分かりやすい。馴染みやすいと言った方がしっくりくるかしら。なによりもCD付きでお得!2010/05/10

えみっち

0
ほかの方も書いているように、CD付きでこの値段はお得。バロック音楽の入り口にいい本で、ここで気に入ったものからどんどん進んでいけるんじゃないかな。2010/11/06

あおっき~

0
小学生の頃、一番ハマって聴いていた「バロック音楽」を紹介する本ってどんなだろう?と今さらながら手に取った1冊。雑学とタイトルにあるように、広く浅く、理解しやすくバロック音楽の魅力を紹介していた。故・皆川達夫先生の監修が入っており、導入には良い内容。CDも2時間分たっぷり聴けて、なかなかお得でした。2021/12/20

かわかみ

0
宮崎晴代氏の著作だが、講談社の「バロック音楽」の著者である皆川達夫氏が監修。モンテヴェルディから始まって大バッハで終わるバロック音楽の名曲を30選んで、その一部を抜粋しCD2枚の付録に収めている。CDを聴くのに2時間少しかかるが、のんびり聴きながら読んだ。勉強というと堅苦しくなるが、バロック音楽の入門にちょうどよい図書だと思う。ルネサンス音楽が静的な永遠の美を追求したのに対して、バロックは対立を内部に孕んだ動的で劇的な音楽で、宮廷・劇場・教会で演奏されたことは王侯貴族に対する市民階級の成長を反映している。2021/09/29

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