内容説明
現代のわたしたちには、地球の大きさや星までの距離だけでなく、分子や原子の大きささえわかっています。しかし、ちょっと待ってください。どうしてそれがわかるのでしょうか。地球をのせる計量器があるわけでも、分子にあてる定規があるわけでもありません。それでも、わたしたちには、銀河との距離の測り方や、目に見えないほど小さいものを測る考え方が、しっかりとわかっています。本書は、人類が長い時間をかけて手に入れた、それら測る技術の数々を、単位のしくみとともに、豊富な図版を使って詳しく、ていねいに解説。
目次
1 宇宙・地球を測る
2 微小な世界を測る
3 自然を測る
4 生活を測る
5 音と光を測る
6 人体を測る
著者等紹介
黒須茂[クロスシゲル]
1940年東京生まれ。新潟大学工学部機械工学科卒業。卒業後、大江工業株式会社に入社し、化学機器の設計に従事。その後、慶應義塾大学大学院修士課程を経て、同大学工学部助手。74年小山工業高等専門学校に着任。78~80年カリフォルニア大学(バークレー校)の在外研究員として在籍。空調システムの解析と制御の研究に従事。小山工業高等専門学校名誉教授、研究所クロテック代表。工学博士。著書に、計測自動制御学会著述賞を受賞した『メカトロ・エンジニアリング10 制御技術』(パワー社、共著)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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