内容説明
指数・対数は、微分・積分や三角関数などと同じように、数式の形をした非常に便利な道具です。ではどのようなところが便利かというと、指数・対数を使うと、かけ算をたし算で、わり算をひき算で計算できるのです。けた数が多い計算では、絶大な威力を発揮します。本書では、さらに指数関数、対数関数に展開するとともに、指数関数と対数関数の微分・積分についても解説します。そして、三角関数、複素数との関係を明らかにする、あのオイラーの公式をも導きます。
目次
1 指数
2 指数の拡張
3 対数
4 指数関数、対数関数
5 指数関数、対数関数の微分・積分
6 指数関数と三角関数の出会い
7 指数関数、対数関数は微分方程式の主役
著者等紹介
佐藤敏明[サトウトシアキ]
1950年生まれ。1976年電気通信大学物理工学科大学院修士課程修了、現在は東京都立三田高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チャック
9
途中でついていけなくなるのは図解雑学シリーズにありがちな展開だけどここまでとは。早くまともに読めるようになりたい。2014/06/29
yomineko@ヴィタリにゃん
4
図書館で借りました。途中で著者の計算が間違っている部分があり、それを丁寧に書き直した鉛筆書きがあり、そちらの方にビックリしました。
裕由
3
作業環境測定士の勉強をしていて、どうもつまずいていた、対数計算の意味が何となく理解できたような気がする。対数と真数の関係が分かっただけでも良しとする。2021/04/17
キニマ
3
勉強向きではないかもしれない。ところどころに指数や対数、微積を使って実用されている例が挙げられており、そういったところでは数学の意外な活躍がみられた。細かく理解するというよりはこの学問がどうして学ばれているのかという背景を感じられる。2018/03/20
つっきーよ
2
指数や対数が金利の計算に使われる。また、対数を使う事によって桁の大きい計算も可能になる。対数を使った計算は苦手だったが、頭の中で色々と整理する事ができた。また、微分方程式の公式がなぜ導き出されるのかもやっと理解する事ができた。微分とは何かもやっと理解できた。加法定理の公式の意味もうっすらだが分かって来たような気がする。ただ、数学IIBまでしかやってない自分にとっては、後半戦は難し過ぎた。今まで謎だったネイピア数やオイラーの定理を理解したいと思ったがまだ早いようだった。時間を置いてまたチャレンジしたい。2025/03/10