内容説明
本書は、魚の体の秘密や暮らし方、さらに“あっ!?”と驚くような魚のびっくり能力まで、具体的な項目をあげながら、豊富なカラーイラストとやさしい文章で解説します。後半では魚の特徴が一目でわかる“ビジュアル魚類図鑑”もあります。
目次
第1章 魚の体のひみつ(魚はどうしてヌルヌルしているの?;魚にはなぜうろこがあるの? ほか)
第2章 魚のびっくり能力(最大の魚は何?;最小の魚は何? ほか)
第3章 魚の親子の不思議(卵でなく子どもを産む魚がいるの?;鳥のように巣を作る魚がいるの? ほか)
第4章 魚のすみかとくらし(魚も冬眠するの?;本州の海にも熱帯魚がいるの? ほか)
第5章 ビジュアル魚図鑑(ウナギ目;ニシン目 ほか)
著者等紹介
松浦啓一[マツウラケイイチ]
1948年生まれ。北海道大学水産学研究科博士課程修了。水産学博士。専門は魚類学。国立科学博物館動物第2研究室長(併任:東京大学大学院理学系研究科教授)として、魚類の研究および、専門知識の一般への普及活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義
11
トビウオは時速60キロで最大500メートル近く飛ぶ。ヤマメとサクラマスは実は同じ種類の成魚。凄まじい多様性を持つ魚の不思議トリビアが詰まっていて、気づけばするする読んでいた。他の魚の寄生虫を食べて掃除するホンソメワケベラのような掃除魚は、ほとんど他の魚から攻撃されないとか自然界は実によく出来ている。ダテハゼとテッポウエビの共生とかどういう進化史を辿ればこうなるのかと時間の流れに思いを馳せる。歴史上最大の魚はジンベエザメよりさらに倍大きいらしいが、ここまで来ると想像が難しい領域2013/07/25
徒花
0
オールカラーで写真のみならずイラストも豊富。若干知識がかぶっているところがあるが、一般的に知名度の高い魚をメインに、基礎的な知識や意外なトリビアなどが簡潔にまとめられているため楽しい。ただし、扱っている魚の種類は決して多くはないし、込み入ったところまでは踏み込んでいない。また、なんのためにこの本を読むのか、というコンセプトがちょっとぼんやりしている気がする。しかも、ルビの振り方が中途半端なので子供向きでもない。どういう人に勧めればいいのか困る一冊。2015/08/08
YM
0
魚の不思議 (図解雑学)2012/06/11