内容説明
心理学の中で、色彩と心理の関わりに対する研究は比較的新しいものです。しかし、「色が人の気持ちに影響を及ぼす」といえば思い当たる人も多いでしょう。本書では、色彩学と心理学の基本から、色が感覚に与える影響、色をつかった心理テストや芸術療法、色の歴史と各色のイメージ、衣食住など日常の中の色、色を感じるしくみまで、色彩と心理の関わりについて文章と図版で幅広く解説しています。不思議な「色の効果」を体感しながら、色彩と心理の関わりについて理解を深めて下さい。
目次
第1章 心理学と色彩学
第2章 色が知覚に与える影響
第3章 臨床の場における色
第4章 各色の歴史とイメージ
第5章 日常生活の中の色
第6章 色の基礎知識
著者等紹介
山脇惠子[ヤマワキケイコ]
東京成徳大学大学院心理学研究科カウンセリング専攻修士課程修了。修士(心理学)。心理相談員。1987年より色彩の研究を始める。1991年から色彩学講師として教壇にたつかたわら、子どもの絵と色彩の心理について島崎清海氏に師事し、学生相談を行なう中で色彩と心の研究を深める。大学病院精神科、養護施設を経て、少年院などの公的機関においての芸術療法講師、都内のクリニックの心療内科およびメンタルサポート・オフィスの心理相談員。色彩学の教鞭もとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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poke
3
全体として、色彩心理といってしまうと少し違うと思うけど、カラーの資格とりたい人は、テキストの前に一読するといいと思います。2017/01/14
きるきるふわっち
2
路考茶というのは、茶色の種類だったのか!!2014/04/15
ひろ
2
色について少し興味があったので入門として購入。”色”を様々な角度から体系的に考えていて、とても興味をそそられる内容でした。この本をキッカケに色彩検定を受験しました。2012/05/01
晦
2
図や喩え、事例が的確に使われていて大変わかりやすく、入門としては必要十分以上の良書。普段のファッションやインテリアなど、色彩とあまり関わりのない人でも雑学的読み物として楽しく読めるのでお勧め。2011/05/22
藤子
2
身近にある分かりやすい例に基いて書かれており、非常に読みやすかったです。2010/10/15