内容説明
鎌倉前期の禅僧であり、日本曹洞宗の開祖である道元。本書は、道元が仏法と出会い、悟りに至り、政治権力に近づくことなく修行に徹した生涯を丁寧に追いながら、説法をまとめた『正法眼蔵』、坐禅の仕方と意味をしるした『普勧坐禅儀』などの主著についても詳しく解説します。
目次
第1章 身心を捨ててゆく(空という精神世界に遊ぶ―禅仏教の魅力;体と心で無心になる―達磨が中国に禅を伝える ほか)
第2章 正師との出会い(船中で待機している間の出来事―阿育王山の老典座に会う;あの老典座が訪ねてきてくれた―修行とは一から十まで ほか)
第3章 求める人々との出会い(帰国後、建仁寺に帰るまで―九州から京都へ;道元は日本に何を伝えたのか―空手で日本へ帰る ほか)
第4章 深化する道元の教え(貴族の日記に記録が残されている―日本最初の本格的な僧堂が開かれる;懐奘、興聖寺最初の首座に任命される―道元に代わって懐奘が説法を行う ほか)
第5章 永平寺を開く(多くの人を救うべきか、本物を育てるべきか―波多野義重が越前への移転を勧める;運命のなかでこそ命の花を見よう―北越入山…苦界で発心修行する ほか)
著者等紹介
中野東禅[ナカノトウゼン]
昭和14年(1939)、静岡県生まれ。駒沢大学大学院修士課程修了。曹洞宗教化研修所研修所員終了。同所講師、主事。駒沢大学講師、大正大学講師(非常勤、生命倫理担当)を経て、現在、曹洞宗総合研究センター教化研修部門講師、武蔵野大学講師(非常勤、生命倫理・死生学担当)。京都市、竜宝寺住職。その他、「死の臨床研究会関東部会」評議員、「日本生命倫理学会」理事、「儀礼文化学会」評議員、「ナムの会」副総務など
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感想・レビュー
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