目次
序章 哲学を学ぶ理由
第1章 哲学はこうして生まれた
第2章 哲学で何を学ぶのか
第3章 「私」が哲学をするとき
第4章 生きること、死ぬこと
第5章 よいこと、悪いこと
第6章 人間関係を考える
第7章 自分自身の「哲学」
集中講義 哲学史概説
著者等紹介
左近司祥子[サコンジサチコ]
1938年東京都生まれ。東京大学文学部哲学科卒業後、同大学院修士課程修了、同博士課程満期中退。東京大学助手を経て、現在、学習院大学教授
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感想・レビュー
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川さき
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哲学初心者としては、身近なものに当てはめてくれている取り上げ方は分かりやすかったけど、その分内容にはどうしても作者の主観的な考え方が結構入ってて少し残念だったかな。 でも、メモしたくなる言葉は何個かあったし、前書きだけど「誤解して覚えたことが今でも役にたっている」というのは、それまでそれが恥ずかしいことだと思っていた自分にとってとても新しい考え方で、哲学に対するハードルをぐっと下げてくれました。大事なのは、生きていく上で役立てることですもんね。2013/07/02
葦
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よくある入門書?細かく区切られていたので、まぁ、読みやすかったです。2013/03/05
きぬりん
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猫好きの哲学教授によるポピュラー哲学書。冒頭2章で哲学がどのような学問なのかを解説した後に、哲学の様々なトピックを取り扱う。卑近な問題を糸口に、古代ギリシアを中心とした哲学者の思想を時折織り交ぜつつ、著者独自の議論を展開するスタイルで、哲学史解説本としての性格は希薄(ただし最終章では西洋哲学史の流れがごく簡単に紹介されている)。1トピックあたり2~4頁を割く構成でとても読みやすいが、紙幅の短さゆえ十分に議論展開されていないきらいも。特に古代ギリシア哲学に関心の向きには、とっかかりとしてよいかもしれない。2022/08/21