内容説明
この四半世紀の間に、いままでわからなかった地球のしくみが徐々に解明されはじめています。本書は太陽系と地球の成り立ちやその内部構造の解説から、いまや常識となりつつある、けれど、発表当時は受け入れられなかった大陸移動説が、プレートテクトニクス理論へと発展してゆく経緯を解説。つづいて、地球内部の働きがプレートを動かしているという、最新のプルームテクトニクス理論もあわせて解説しています。また、世界的にも特異な日本列島がどのように形成されたか、そして人が地球に与えた影響である環境問題までを丁寧に解説しています。
目次
1 丸い地球の生い立ち
2 計器で探る内部構造
3 絶えず変動する大地
4 プレートの離合集散
5 日本列島の生い立ち
6 天変地異と環境破壊
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまはるか
15
近場の山は激しく褶曲した堆積岩が多い。転がっている石は角ばったものばかりだ。白山の石川県側の登山道に転がっている白い玉石は日本列島が大陸にくっ付いていた時の河川のものだという。玉石が転げ落ちないで運ばれたとは凄い。堆積物に覆われた平野を歩いている限り考えることもないが、山を歩く時は足の下の大地がいかにしてあるかを考える。玉石が転がっている山はめったにない。もし見つけたらじっくり観察しようと思う。いずれにしても山の地質は海洋プレートで運ばれて引っかかった付加体と噴出したマグマの固まったものであるらしい。2024/09/27
ぱに
2
石油って死骸から作られてたのか!テチス海も2ページ使って説明してくれてどうもありがとうございました。確かに図解が分かりやすかったです。2015/10/08