内容説明
現在、ストレスという言葉は、さまざまな場面で使われています。しかし、一般的にはノイローゼの原因などのように、たんに精神を不安定にする要素ぐらいにしか考えてはいないでしょうか。最近の研究では、脳や自律神経、ホルモンなど、人体や精神状態をコントロールする機能や、免疫という、わたしたちを見えない外敵から守ってくれるしくみに対して、物理的に大きな影響を与えていることがわかりはじめています。そこで本書は、ストレスが発見された経緯や言葉の意味から、ストレスが人の体に対して与えるさまざまな影響を、最新の情報にもとづいて、丁寧に解説しました。現代社会の最大のキーワードである「ストレス」への理解を深めて、対処法や、つき合い方を学んでください。
目次
第1章 からだを管理するしくみとストレス
第2章 脳のしくみとストレス
第3章 ストレスと内分泌・自律神経系への影響
第4章 ストレスと免疫の関係
第5章 ストレスと上手につき合う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほしけも
4
闘争と逃走。これって、現代社会じゃ適切に処理できない。だって嫌な奴を毎回殴り倒すわけにもいかないし、会社から逃げたらクビになる。動物にとってはなくてはならなくても、文明に組み込まれた時エラーを起こす仕組みが出てくるわけですな。2013/12/01
ナツ
0
思ったほど面白くなかった・・ いわゆるストレスの解消法とか、ストレッサー(ストレスが溜まる原因)の種類の話は殆ど無く、脳からストレスを各部位に伝達する経路やシステムの話など、生物学・医学的話が多く退屈に感じた。2013/09/29
トルネ
0
・心身症はストレスが引き起こす体の病気、神経症はこころで起きる心の病気 ・糖質コルチコイドの副作用に歯槽膿漏があるのは知らなかった。恐ろしい。。。 2021/09/24
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