内容説明
上野道灌山で世に知られている虚子の後継者辞退事件、子規との決裂、その真実とは何か。夕顔の花に対する子規・虚子との相違とは…。
目次
道灌山事件前後(明二八)
虚子「聯句の趣味」(明三二・五ホトトギス(以下ホと略す))
「俳諧三佳書序」の不審(明三二・一二)
虚子の苦境を救う碧梧桐(明三六・七)
連句は遊戯文字で無い、とたった一言いふてたべ(明三七・八ホ)
虚子「連句論」(明三七・九ホ)
二句の連句の提唱(明三七・九ホ)
蕪村の『芭蕉翁附合集』翻刻(明三七・九ホ)
虚子「連句論」の反響(明三七・一〇ホ)
新詩体の模索と連句復興―そして休眠(明三七・一〇ホ)〔ほか〕
著者等紹介
村松友次[ムラマツトモツグ]
1921年生れ。俳句を高浜虚子・高野素十に師事。俳誌「雪」主宰。ホトトギス同人。東洋大学大学院博士課程修了。東洋大学短大教授・学長を経て同名誉教授。文学博士
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