出版社内容情報
《内容》 卒後2~3年の若手医師を対象に,「薬の正しい使い方」の基礎を習得できるようになっている.第1~2章を「薬理学の基本事項」を,第3~12章では臨床に即した各テーマ別にまとめた.どの章から読み始めても理解・実践できるハンドブック.
《目次》
CHAPTER1 薬の作用機序
1 医薬品とは何か
2 薬の作用にはどんな側面があるか
3 薬の用量と作用との関係
4 薬の作用機序
5 受容体と薬物
CHAPTER2 吸収・分布・代謝・排泄
1 吸 収
2 分 布
3 代 謝
4 排 泄
CHAPTER3 有害反応
1 有害反応とは,副作用とは
2 アレルギーによる有害反応
3 各臓器別有害障害
4 臨床上よく使用する薬剤の有害反応
5 薬の中止による有害反応
CHAPTER4 薬物相互作用
1 薬物動態学的相互作用
2 薬力学的相互作用
CHAPTER5 TDM(治療薬物モニタリング)
1 TDMと血中薬物濃度測定との違い
2 薬力学的モニタリングと薬物動態学的モニタリング
3 薬物動態学的モニタリング
4 血中薬物濃度測定の目的・条件
5 有効血中薬物濃度域(治療域)
6 TDMに必要な薬物体内動態学の基礎知識
7 TDMのための測定タイミング
8 サンプリングの実際
9 TDMの対象となる薬
10 母集団薬物動態学的パラメータを用いた薬投与設計
CHAPTER6 妊産婦・胎児
1 妊産婦あるいは妊娠が疑われる女性に薬物治療を行ううえで考慮すべきポイント
2 実際に妊産婦に薬を投与する際に考慮すべきポイント
CHAPTER7 小 児
1 小児期の分類
2 小児における薬物動態の特徴
3 薬物投与について
4 薬物有害反応
5 服用コンプライアンス
CHAPTER8 高齢者
1 高齢者
2 高齢者における薬物動態学的特徴
3 高齢者における薬力学的特徴
4 高齢者における薬物有害反応
5 高齢者における薬の適正使用
CHAPTER9 肝,腎障害時の薬物投与
1 腎障害時の薬物投与
2 肝障害時の薬物動態の変化
CHAPTER10 薬その他の中毒
1 中毒を診断するうえでのポイント
2 中毒時の薬物動態
3 治療法
4 各 論
CHAPTER11 EBMの実際
1 目の前の患者の問題の定式化
2 情報収集
3 論文の批判的吟味
4 患者への適用
5 評 価
CHAPTER12 臨床試験と医薬品開発
1 臨床試験と倫理性
2 医薬品開発と薬事行政
3 医薬品の開発プロセス
内容説明
本書は卒後2~3年の若手医師を対象にして「薬の正しい使い方」の基礎を習得するために書かれたものである。第1~2章で薬理学の基本事項を、第3~12章で臨床に即した各テーマをまとめたものである。
目次
薬の作用機序
吸収・分布・代謝・排泄
有害反応
薬物相互作用
TDM(治療薬物モニタリング)
妊産婦・胎児
小児
高齢者
肝、腎障害時の薬物投与
薬その他の中毒
EBMの実際
臨床試験と医薬品開発
著者等紹介
藤村昭夫[フジムラアキオ]
自治医科大学臨床薬理学教授
今井正[イマイマサシ]
自治医科大学副学長・薬理学教授
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