出版社内容情報
《内容》 血液疾患をデータによって設定・構築された臨床シミュレーションによって,基礎から臨床まで手軽に把握,短期間で臨床現場を体験できるようにした.
《目次》
総 論
1 造血のしくみ
2 血液細胞および凝固・線溶系の動態と機能
3 貧血の鑑別法
4 輸血製剤の種類・適応・副作用
5 造血器腫瘍の薬物療法と支持療法
6 骨髄バンクの現状
7 造血幹細胞移植の原理と実際
8 血液疾患におけるインフォームドコンセント
疾患編
1 原疾患を研究せよ!
2 本当に悪性?
3 正常の赤血球寿命を知っていますか?
4 無形成発作って何?
5 エリスロポエチンの恩恵
6 移植は必要ですか?
7 血液疾患?免疫疾患?
8 補体の功罪
9 移植or化学療法
10 DIC必発,すぐ専門医へ!
11 再発のリスク
12 ATLA抗体陽性,どの程度危険?
13 高齢者の貧血には要注意
14 予後をなんと説明しますか?
15 単なる寝汗?
16 いつから治療するの?
17 ふつうの目眩?
18 見逃すな!その腰痛
19 急がなくても大丈夫
20 ストレス?タバコの吸いすぎ?
21 どこで血をつくってるの?
22 脳梗塞にならない?
23 何が原因?この血小板減少症
24 病態をちゃんと理解しましょう
25 なぜ,血小板がこわれるの?
26 紫斑と関節痛,いつか覚えた記憶はあるけれど
27 どんな抗体ができるか知っていますか?
28 深部出血って知ってますか?
29 ちゃんと検査できますか?
30 悪性リンパ腫と間違うな!
31 発熱と汎血球減少症,原因は?
内容説明
本書は、血液疾患に関する総論と疾患編の2部構成であるが、特に、患者の訴えや症状から病態を把握し、検査をオーダーし、その結果からどのように病期を診断し、治療していくかについての解説に力点が置かれている。また、医師が患者に病気を説明する際に必要となる種々の知識(治療の必要性、有効性、目安、病気の予後、インフォームドコンセントなど)についても分かりやすく記載されている。
目次
総論(造血のしくみ;血液細胞および凝固・線溶系の動態と機能;貧血の鑑別法;輸血製剤の種類・適応・副作用;造血器腫瘍の薬物療法と支持療法 ほか)
疾患編(原疾患を究明せよ!;本当に悪性?;正常の赤血球寿命を知っていますか?;無形成発作って何?;エリスロポエチンの恩恵 ほか)
著者等紹介
別所正美[ベッショマサミ]
埼玉医科大学第一内科学教室教授
金倉譲[カナクラユズル]
大阪大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学研究部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。