出版社内容情報
《内容》 心の病は、プライマリ・ケアにおいてはしばしば身体的症状を訴える形で現れ、その基盤にある精神面の変調が見逃されたまま、治療者・患者双方から身体疾患として治療されている場面が少なくない． 本書はこうした心の病診療の特性を踏まえて、精神科以外の臨床科の方々のためにプライマリ・ケアにおける精神疾患への対策の重要性を説くと同時に、今日の精神医学の姿を認識して頂き、心の病に悩む人たちを、できるだけ広い日常臨床の場面で受け入れ援助できる体制づくりを目指して企画された． 《目次》 □主要内容□ 1．本書の構成と利用のしかた 2．心の病への手がかり-精神医学概論 3．精神症状のとらえ方-診察をめぐって 4．精神科における症状群・状態像 5．症状精神病の診断と対応-身体疾患による精神障害 6．器質精神病の診断と対応-脳の病変による精神障害 7．中毒性精神病の診断と対応-薬毒物による中毒・依存 8．不眠の診断と対応 9．神経症・心因反応の診断と対応 10．躁うつ病の診断と対応 11．精神分裂病の診断と対応 12．非定型型精神病の診断と対応 13．てんかんの診断と対応 14．児童・思春期の精神科的諸問題 15．高齢患者の精神科診療 16．がん患者に対する精神科的診療と緩和ケア 17．災害とストレス関連障害 18．精神科診療における画像診断 19．精神療法・カウンセリング・家族療法 20．精神科の薬物療法
目次
本書の構成と利用のしかた
心の病への手がかり―精神医学概論
精神症状のとらえ方―診察をめぐって
精神科における症状群・状態像
症状精神病の診断と対応―身体疾患による精神障害
器質精神病の診断と対応―脳の病変による精神障害
中毒性精神病の診断と対応―薬毒物による中毒・依存
不眠の診断と対応
神経症・心因反応の診断と対応
躁うつ病の診断と対応〔ほか〕
