出版社内容情報
《内容》 ■総論:小児の電解質異常治療に必須の知識として、カリウム、ナトリウム・水分、カルシウム・リンの代謝システムと、成長に伴う電解質の体内分布の変化の状況を概説するとともに、各々の異常の原因、原因疾患の鑑別、臨床所見と治療の概要を簡潔に述べる. 次に小児の酸・塩基平衡異常の特徴を、具体的な症例を挙げながら簡潔に説明し、診療の概要が解説されている.■各 論:ハイリスクに陥りやすい、新生児・未熟児の体液・電解質異常の実際と水・電解質の一般的管理について述べた後、一定のフォーマットに従い、水分・電解質代謝異常をきたす各疾患の病態生理に関して症例を提示して解説し、その症例の輸液療法の実際を詳述することによって理論と臨床の実際との融合をはかることに努めている.さらに外科領域における輸液、小児熱傷の輸液、中心静脈栄養についても、基本的事項から注意点に至るまで、その実際が述べられている. 《目次》 □主要内容□1.総 論 1.小児の電解質異常の特徴 2.小児の酸・塩基平衡異常の特徴2.各 論 1.新生児、 未熟児 2.下痢、嘔吐 3.糖 尿 病 4.内分泌疾患 5.尿崩症とSIADH 6.肝硬変、肝性昏睡、肝不全 7.急性腎不全 8.慢性腎不全 9.急性糸球体腎炎、ネフローゼ 症候群 10. 尿細管疾患 11.心不全・チアノーゼ疾患 12.脳炎、 脳症、 髄膜炎 13. 悪性腫瘍 14.気管支喘息発作 15.D I C 16. 外科領域における輸液 17. 小児熱湯の輸液 18. 中心静脈栄養
内容説明
本書では、水分・電解質代謝異常をきたす疾患の病態生理に関して症例を提示して解説し、その症例の輸液療法の実際を詳述した。
目次
1 総論(小児の電解質異常の特徴;小児の酸・塩基平衡異常の特徴)
2 各論(新生児、未熟児;下痢、嘔吐;糖尿病;内分泌疾患;尿崩症とSIADH;肝硬変、肝性昏睡、肝不全;急性腎不全;慢性腎不全 ほか)