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出版社内容情報
《内容》 ■絨毛性疾患は多くの産婦人科医の熱心な日々の基礎的・臨床的研究の蓄積と日本産科婦人科学会絨毛性疾患登録委員会の全国的データ集積に基づく研究・啓蒙活動等により、その治療成績は飛躍的に向上した.■本書では著者らの教室での過去35年間にわたって集積された貴重なデータ、多数の自験症例を紹介しながら、絨毛性疾患の診断・治療方法とそのコツが、臨床の実際に則して分かりやすく解説されている.■絨毛性疾患は一連の関連ある疾患群であるが、本書でも胞状奇胎、侵入奇胎、絨毛癌を系統的に捉えながら、各々の背景因子・診療・予後等の実際を具体的なデータをあげて解説する.■読者は本書に示された先人達や著者らの研究成果を通じ、疾患への取り組み方を学び、なぜ絨毛癌の治癒が可能になったかが理解できる.さらに他の癌の予防、診断、治療について多くの示唆を得ることが可能である.
目次
第1章 絨毛性疾患の特徴
第2章 胞状奇胎妊娠
第3章 胞状奇胎娩出後の登録管理
第4章 ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)
第5章 絨毛性疾患の画像診断
第6章 侵入奇胎と絨毛癌の鑑別診断
第7章 侵入奇胎の治療と予後
第8章 絨毛癌の臨床病態
第9章 絨毛癌患者の化学療法
第10章 絨毛癌の手術療法と放射線療法
第11章 絨毛癌の再発症例と死亡症例の分析
第12章 絨毛癌の系統的治療法と治療成績
第13章 絨毛性疾患治療におけるQOL妊孕能温存