エレクトクラシー・エピストクラシー・ロトクラシー―代表制デモクラシーを再考する

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エレクトクラシー・エピストクラシー・ロトクラシー―代表制デモクラシーを再考する

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  • サイズ B5判/ページ数 358p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815812171
  • NDC分類 313.7
  • Cコード C3031

出版社内容情報

「代表制の危機」を乗り越えるために──。私たちが自明視してきた選挙による議員の選出は、いまや様々な批判にさらされている。では、より望ましい政体として何がありうるのか。有力視される抽選代表政や知者代表政と比較し、理想化されたモデルを超えて包括的に検討。混合システムとしての新たな構想を提示する。


【目次】

序 章
     1 ロトクラシーとエピストクラシー
     2 定 義
     3 評価基準
     4 本書の独自性
     5 先行研究の問題点
     6 本書の射程
     7 本書の構成と概要

  第Ⅰ部 非道具的価値

 第Ⅰ部序論

第1章 対等者としての処遇
     はじめに
     1 〈対等者としての処遇〉は追求すべき価値か
     2 代表制の問題
     3 エピストクラシー
     4 ロトクラシー
     おわりに

第2章 自己統治
     はじめに
     1 自己統治論
     2 自己統治論に対する批判
     3 エレクトクラシーにおける〈自己統治〉
     4 エレクトクラシーに対する批判
     5 一致の合理的期待
     おわりに

 第Ⅰ部結論

  第Ⅱ部 道具的価値

 第Ⅱ部序論

第3章 エピストクラシー
     はじめに
     1 理想的条件
     2 非理想的条件
     おわりに

第3章補論 エピストクラシーの諸構想と参政権くじ引き制
     はじめに
     a エピストクラシーの諸構想
     b 参政権くじ引き制
     おわりに

第4章 ロトクラシー
     はじめに
     1 理想的条件
     2 非理想的条件
     おわりに

第4章補論 政 党
     はじめに
     a 立法過程
     b 選挙過程
     おわりに

第5章 子どもの参政権と代理投票
     はじめに
     1 子どもの参政権
     2 代理投票
     3 代理投票の制度設計
     おわりに

 第Ⅱ部結論

  第Ⅲ部 混合システム

 第Ⅲ部序論

第6章 制度構想
     はじめに
     1 制度改善のポイント
     2 制度構想の提示
     3 制度構想の評価 -- 道具的価値
     4 制度構想の評価 -- 非道具的価値
     おわりに

第6章補論 その他の構想との比較
     はじめに
     a ロトクラシー構想
     b ハイブリッド二院制構想
     おわりに

第7章 批判への応答
     はじめに
     1 熟議の批判
     2 答責性の批判
     3 少数派保護の批判
     4 義務化

内容説明

私たちが自明視してきた選挙による議員の選出は、いまや様々な批判にさらされている。では、より望ましい政体として何がありうるのか。有力視される抽選代表政や知者代表政と比較し、理想化されたモデルを超えて包括的に検討。混合システムとしての新たな構想を提示する。「代表制の危機」を乗り越えるために。

目次

序章
第1部 非道具的価値(対等者としての処遇;自己統治)
第2部 道具的価値(エピストクラシー;エピストクラシーの諸構想と参政権くじ引き制;ロトクラシー;政党;子どもの参政権と代理投票)
第3部 混合システム(制度構想;その他の構想との比較;批判への応答)
終章

著者等紹介

山口晃人[ヤマグチアキト]
1995年生。現在、埼玉大学大学院人文社会科学研究科准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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