人新世 再入門―その本質を多面的にとらえる

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人新世 再入門―その本質を多面的にとらえる

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  • サイズ A5判/ページ数 288p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784815812164
  • NDC分類 519
  • Cコード C3040

出版社内容情報

人類の手により地球システムが変容を遂げた危機の時代に、どう向き合うべきか。最も信頼できる著者らが、あらためて地質学的背景から社会的意味まで、系統的かつ包括的にわかりやすく語る。人新世を長大な地球史の流れの中に明快に位置づけた、「文系」「理系」を横断する待望の入門書。


【目次】

 序 文
 日本語版への序文
 謝 辞

第1章 多分野横断的な人新世
     問題でなく危機的状況
     規模、因果関係、意味の理解を妨げる障害
     2種類の尺度
     人類の生存の尺度
     強制力と力
     むすび

第2章 人新世の地質学的な背景
     地質学の中の私たちの時代
     中年期の地球
     地球上の動きを解剖する
     長期間続く地球の変化
     酸素の変化
     気候の変化と地球システム進化への序曲
     動物の進化
     今日の累代 -- 生物学的側面
     今日の累代 -- 気候の側面

第3章 地質年代単元としての人新世と大加速
     太古の地球の発見
     地質年代尺度の構築
     人新世コンセプトの先行者たち
     ポール・クルッツェンの提唱
     地質学的分析
     人新世はいつ始まったのか?
     大加速とその地質学的遺産
     人新世の物理的堆積物
     人新世の化学的シグナル
     人新世の生物学的シグナル
     人新世の公式化の未来

第4章 人新世と気候変動
     気候制御 -- 惑星的背景
     人間要因
     産業の証
     温度の影響
     古くて新しい気候フィードバック
     人新世の気候フィードバック
     人新世における気候の影響
     海面水位上昇

第5章 人新世と生物圏の変容
     生物圏
     地球規模で均質化した動植物相
     作り替えられた島の生態系
     作り替えられた大陸の生態系
     人が改変した景観
     人が改変した生物圏
     一つの動物門の絶滅の予兆
     人類の消費と生物圏
     増大する人類のエネルギー利用
     テクノスフィア
     生物圏の近未来の軌道
     テクノスフィアと生物圏は共存できるか?

第6章 人新世のアンスロポス
     古人類学、考古学、人類学
     人新世史に火をつける
     むすび

第7章 惑星限界の経済学と政治学
     経済学の主流 -- 善としての成長
     環境経済学 -- 政治を変えずに自然を市場に出す
     エコロジー経済学 -- 市場を自然と政治に従属させる
     エコロジー経済学の提案
     人新世への適合 -- グローバルノースへの提言
     人新世への適合 -- グローバルサウスへの提言

内容説明

「危機の時代」とどう向き合うか。最も信頼できる著者らが、あらためて地質学的背景から社会的意味まで、系統的かつ包括的にわかりやすく語る。人新世を長大な地球史の流れの中に明快に位置づけた、「文系」「理系」を横断する待望の入門書。

目次

第1章 多分野横断的な人新世
第2章 人新世の地質学的な背景
第3章 地質年代単元としての人新世と大加速
第4章 人新世と気候変動
第5章 人新世と生物圏の変容
第6章 人新世のアンスロポス
第7章 惑星限界の経済学と政治学
第8章 人新世の実存的課題

著者等紹介

トーマス,ジュリア・アデニー[トーマス,ジュリアアデニー] [Thomas,Julia Adeney]
米国ノートルダム大学歴史学教授。専門は環境史・政治思想史。著書にReconfiguring Modernity:Concept of Nature in Japanese Political Ideology(2001年、アメリカ歴史学会ジョン・キング・フェアバンク賞受賞。邦訳は『近代の再構築』2008年)他がある。国際層序委員会人新世作業部会(AWG)第二期メンバー

ウィリアムズ,マーク[ウィリアムズ,マーク] [Williams,Mark]
英国レスター大学古生物学教授。専門は古生物学。AWG元書記

ザラシェヴィクシュ,ヤン[ザラシェヴィクシュ,ヤン] [Zalasiewicz,Jan]
英国レスター大学名誉教授。専門は地質学。人新世研究を国際的に牽引する最重要人物の一人。AWGの初代(2009‐2020)および3代目(2024‐)議長

加三千宣[クワエミチノブ]
1968年生まれ。現在、愛媛大学沿岸環境科学研究センター教授、博士(理学)。人新世作業部会メンバー(2024‐)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

1
新しい地質年代概念 地球システムへの深刻な影響 大加速(グレート・アクセラレーション) 質的に異なる段階への転換 地質学的な記録 テクノフォッシル アンスロソル テクノソル ゴールデンスパイク 気候システムの急速な温暖化 一次生産の支配 光合成の障壁を破る 生物多様性の喪失 背景的な絶滅率の100倍から1000倍 アンスロポスとは何か 経済成長至上主義という価値観 無限成長は物理的に不可能 プラネタリー・バウンダリー テクノスフィア 生物圏とテクノスフィアの融合 存在的課題 環境正義 近視眼的な倫理観2025/11/17

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