出版社内容情報
広島・長崎だけではない、惑星的な被曝の全体像へ――。現在の科学的知見や幅広い聞き取り調査を踏まえて、核実験・原発事故・ウラン採掘の被害者をはじめ、これまで不可視化されてきた世界のヒバクシャの実態を追究。原爆の記憶や福島の経験と接続するとともに、核抑止論の前提を鋭く問い直す。
内容説明
広島・長崎だけではない惑星的な被曝の全体像へ。現在の科学的知見や幅広い聞き取り調査を踏まえて、核実験・原発事故・ウラン採掘の被害者をはじめ、これまで不可視化されてきた世界のヒバクシャの実態を追究。広島・長崎の記憶や福島の経験と接続するとともに、核抑止論の前提を鋭く問い直す。
目次
放射線にさらされ、不可視化されるもの
1 科学(爆心地;残存する粒子)
2 人々(共同体の崩壊;汚染の隠蔽)
3 軍事(汚染対象の選定;限定核戦争としての冷戦)
4 未来(スローモーションの核戦争)
著者等紹介
竹本真希子[タケモトマキコ]
広島市立大学広島平和研究所准教授
川口悠子[カワグチユウコ]
法政大学理工学部教授
梅原季哉[ウメハラトシヤ]
広島市立大学広島平和研究所教授
佐藤温子[サトウナガコ]
青山学院大学法学部准教授
ジェイコブズ,ロバート A.[ジェイコブズ,ロバート A.] [Jacobs,Robert A.]
シカゴ生まれ。イリノイ大学にて博士号を取得。2005年、広島市立大学広島平和研究所に着任。2016~2025年、同研究所教授。専門はアメリカ史、科学史、核の文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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