出版社内容情報
米中対立の一大焦点と化した中国の産業政策。国際競争力や技術力に与えた真の効果をめぐり、中央・地方の開発戦略や企業データを徹底分析、鉄鋼から半導体・EVまで重要産業を網羅し、誤解にもとづく脅威論を退けてその全貌と限界を描く。日本への示唆にも富んだ、第一人者による決定版。
内容説明
どこまで成長を牽引できるのか。米中対立の一大焦点と化した中国の産業政策。国際競争力や技術力に与えた真の効果をめぐり、中央・地方の開発戦略や企業データを徹底分析、鉄鋼から半導体・EVまで重要産業を網羅し、誤解にもとづく脅威論を退けてその全貌と限界を描く。日本への示唆にも富んだ、第一人者による決定版。
目次
序章 産業政策の定義と類型
第1章 産業政策の展開
第2章 地方政府の産業政策―5カ年計画のテキスト分析
第3章 移動通信産業―技術の主導権の獲得
第4章 半導体産業―企業家国家から投資家国家へ
第5章 自動車産業―幼稚産業育成の失敗から比較優位の獲得へ
第6章 鉄鋼業―産業政策によって鉄鋼超大国になったのか
第7章 再生可能エネルギー―製造大国から利用大国へ
第8章 液晶パネル産業―企業家としての地方政府
終章 未来産業に産業政策は必要か
著者等紹介
丸川知雄[マルカワトモオ]
1964年生まれ。現在、東京大学社会科学研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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