出版社内容情報
学術雑誌の歴史から、科学のあり方を問い直す──。科学ジャーナルはいつ誕生し、いかにしてその地位を確立したのか。科学者はなぜ論文を投稿するようになったのか。19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアを中心に、商業化、オープン化、査読、不正など現代の学術ジャーナルにも通ずる課題の根源を解き明かす。
内容説明
科学ジャーナルはいつ誕生し、いかにしてその地位を確立したのか。科学者はなぜ論文を投稿するようになったのか。19世紀イギリス・フランスの学協会やメディアを中心に、商業化、オープン化、査読、不正など現代の学術ジャーナルにも通ずる課題の根源を解き明かし、科学のあり方を歴史的に問い直す。
目次
序章 「ばらばらの事実の破片」
第1章 雑誌とアカデミーの判定
第2章 公開会合
第3章 著者と査読者
第4章 発見、出版、知的財産
第5章 科学論文とはなにか
第6章 一九世紀末のアクセスの空想
終章 インパクトのある話
著者等紹介
柴田和宏[シバタカズヒロ]
岐阜大学地域科学部准教授。2014年、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学
伊藤憲二[イトウケンジ]
京都大学大学院文学研究科准教授。2002年、ハーヴァード大学大学院にてPh.D.(科学史)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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