出版社内容情報
近代初の本格的対外戦争は、いかなる制度と心性のもとに遂行され、戦いと病いによる膨大な犠牲を社会はどのように受容したのか。動員体制の確立から、戦闘と占領地統治の様相、葬送・記念や仏教教団の活動まであまねく探究、「大量死の時代」が生んだ戦争協同体の構造を解明する。
内容説明
近代初の本格的対外戦争は、いかなる制度と心性のもとに遂行され、戦いと病いによる膨大な犠牲を社会はどのように受容したのか。動員体制の確立から、戦闘と占領地統治の様相、葬送・記念や仏教教団の活動まであまねく探究、「大量死の時代」が生んだ戦争協同体の構造を解明する。
目次
第1部 第三師団の戦争と戦場の兵卒(戦時編制と動員体制;第三師団の出征と戦闘;征清軍の凱旋と損害;兵卒たちの戦争;戦場における日本軍と住民)
第2部 戦争と死者(将兵の死と葬送;戦病死者の招魂祭;戦争と仏教教団;仏教忠魂祠堂の建立;戦地における遺骨回収問題;「軍国」の文体)
著者等紹介
羽賀祥二[ハガショウジ]
1953年岐阜県に生まれる。現在、名古屋大学名誉教授、博士(歴史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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