出版社内容情報
改革と開放後、独自の不動産市場の展開に伴い都市空間の急拡大をみた中国において、都市と農村で分断された従来の社会構造がいかに変容したのかを、徹底したフィールド調査で解明。土地収用による一方的収奪を超えた農村のしたたかな対応も捉え、今日に及ぶ政治経済の核心的問題に迫る。
内容説明
改革と開放後、独自の不動産市場の展開に伴い都市空間の急拡大をみた中国において、都市と農村で分断された従来の社会構造がいかに変容したのかを、徹底したフィールド調査で解明。土地収用による一方的収奪を超えた農村のしたたかな対応も捉え、今日に及ぶ政治経済の核心的問題に迫る。
目次
序章 変革期中国の都市農村関係
第1章 揺れる都市農村の境界―都市化の制度と牲治過程
第2章 農業用地の収用をめぐる協調と葛藤―国有地使用権商品化の波紋
第3章 事業用地のゆくえ―交渉の成否を分けたもの
第4章 住宅用地をめぐる攻防―住宅市場と村民の利益確保戦略
第5章 都市化のなかの村民委員会―二元構造の変貌と社区・都市財政
終章 多元化する中国社会
著者等紹介
鄭黄燕[テイコウエン]
中国に生まれる。2011年北京大学政府管理学院卒業。2022年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院法学政治学研究科附属ビジネスロー・比較法研究センター特任研究員、博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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