「ひきこもり」と「ごみ屋敷」―国境と世代をこえて

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「ひきこもり」と「ごみ屋敷」―国境と世代をこえて

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  • サイズ 46判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784815811136
  • NDC分類 368
  • Cコード C3036

出版社内容情報

日本だけではない。若者だけではない。――共通性と違いに目を向けることで、初めて見えてくる処方箋。著者自身の国内外での臨床経験と、精神医学の知見を踏まえつつ、当事者と向きあい、社会に問いかける、「ひきこもり」「ごみ屋敷」問題を根本から考え直す洞察の書。

内容説明

日本だけではない。若者だけではない。共通性と違いから初めて見える処方箋。国内外での臨床経験と、精神医学の知見を踏まえつつ、当事者と向きあい、社会に問いかける洞察の書。

目次

序章 「ひきこもり」とは、「ごみ屋敷」とは何か(精神医学におけるひきこもり;ひきこもりの精神病理 ほか)
2 ひきこもり―各論(ひきこもりはヨーロッパでどう見られているか;フランスのひきこもりの精神病理 ほか)
3 ごみ屋敷(ごみ屋敷はひきこもりの高齢者版か;海外のごみ屋敷とその精神病理―ディオゲネス症候群、溜め込み障害、ノア症候群 ほか)
終章 個人の病理か、社会の病理か

著者等紹介

古橋忠晃[フルハシタダアキ]
1973年生まれ。2011年名古屋大学より博士(医学)取得。現在名古屋大学総合保健体育科学センター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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原玉幸子

21
「ひきこもり」は自閉症と異なり、身体的或いは生物学的死は望まないが社会的死は望んでいる<72頁>や、「ひきこもり」を巡って立てられた問い、さらには「ひきこもり」に就いて言われてきたことを集積する営みこそが重要<129頁>と、日仏で訪問カウンセリング(っぽい?)・診療している著者の、学術的な報告です。それなりに興味深かったですが、「ひきこもり」は近代に形成された文化・社会的現象と言い切ってくれる方がすっきりする気がしますし、ディオゲネス症候群と「ごみ屋敷」の説明はちょっと「?」でした。(◎2023年・秋)2023/08/05

ぽぽる

1
筆者の日本とフランスにおける臨床研究活動を元に、主にひきこもりについて論じられた一冊である。その中で、ひきこもりの構造論的解釈として、ラカンの「享楽」概念をもとに、「享楽関係内在型」と「享楽関係非内在型」に分けているが、これは一般的にはわかりにくいと思う。これを前者を自我親和的ひきこもり、後者を自我違和的ひきこもりと表した方が精神科方面の専門家にもわかりやすいと思われる。また、日仏のひきこもりに対する捉え方の大きな違いは、それを「生き方のひとつ」(mode de vie)として捉える割合の多寡だろう。2024/04/14

takao

1
ふむ2023/10/19

Jau

1
ラカンから社会分析から実践記録まで、抽象度が異なる論が、次々と出てくる。それらの結びつきは、感じられはするものの、説明は緻密にはなされない。 例えば『中動態の世界』に比べると、議論の筋道が緩いなあと頼りなく感じつつ、 そのうち、この著者が未だ考え中のさまざまなことを、広げている段階なのかなあ、と思い始めたら、 あとがきにその通り書いてあった。 著者の希望どおり、今後に期待。2023/03/18

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