出版社内容情報
親密圏と公共圏のあいだで、知的コミュニケーションの場として決定的位置をしめた手紙。知られざる論点、新たなアイディアが書物とは異なるかたちで問いかけられ表明され、人々を動かしていく。『国富論』など主著には現れない見解からヒュームとの交友まで、精彩に富むスミス書簡の初の全訳。
内容説明
近代思想は手紙がつくった。親密圏と公共圏のあいだで、知的コミュニケーションの場として決定的位置をしめた手紙。知られざる論点、新たなアイディアが書物とは異なるかたちで問いかけられ表明され、人々を動かしていく。『国富論』『道徳感情論』には現れない見解からヒュームとの交友まで、精彩に富むスミス書簡の初の全訳。
目次
第1章 学生および教授としてのアダム・スミス
第2章 貴族の子弟教育
第3章 『国富論』の形成
第4章 スコットランド関税委員就任
第5章 出版業者宛書簡
第6章 アダム・スミスからの紹介状
第7章 『道徳感情論』の展開と第六版に向けて
第8章 アダム・スミスによる既刊書の回顧と未完の著作への言及
第9章 デイヴィッド・ヒューム宛書簡(付・ジョン・ヒューム宛書簡)
第10章 文人、政治家、若き世代、その他宛書簡
著者等紹介
田中秀夫[タナカヒデオ]
1949年生まれ。京都大学名誉教授
坂本達哉[サカモトタツヤ]
1955年生まれ。早稲田大学政治経済学術院教授、慶應義塾大学名誉教授
篠原久[シノハラヒサシ]
1944年生まれ。関西学院大学名誉教授
只腰親和[タダコシチカカズ]
1950年生まれ。横浜市立大学名誉教授
野原慎司[ノハラシンジ]
1980年生まれ。東京大学大学院経済学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。