出版社内容情報
本書は、ヴォルテール、モンテスキューに始まり、ディドロ、エルヴェシウス、ルソー、チュルゴを経て、コンドルセやロベスピエールに至る18世紀フランス啓蒙思想がフランス革命に流れこみ更には19世紀思想へと連なる過程を、統一的かつ比較思想史的に確定する。
目次
第1章 啓蒙的社会像の生成
第2章 フランス道徳哲学の水脈―感覚と感情の道徳
第3章 啓蒙的社会像の展開―人間の原理と自由な社会の探求
第4章 フランス市民社会論の成立―スミスとコンドルセ夫妻
第5章 フランス市民社会論の相克―革命期コンドルセにおけるJ・J・ルソー問題
終章 総括と展望―一九世紀市民社会論への遺産
著者等紹介
安藤隆穂[アンドウタカホ]
1949年愛知県に生まれる。1979年名古屋大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。名古屋大学大学院経済学研究科教授などを経て、中部大学中部高等学術研究所特任教授、名古屋大学名誉教授。『フランス自由主義の成立』(名古屋大学出版会、2007年、日本学士院賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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