出版社内容情報
世界史を動かし続けた東南アジアを、先史から現代までの全体史として描く、第一人者による決定版。下巻では、植民地支配をこえて独自の国民国家が生成する激動の過程を、消費文化やジェンダー、知的交流などの視点もまじえて示し、多様性を乗りこなす知恵と現代の発展を含蓄豊かに描き出す。
内容説明
危機と再興の時代。世界史を動かし続けた東南アジアを、先史から現代までの全体史として描く、第一人者による決定版。下巻では、植民地支配をこえて独自の国民国家が生成する激動の過程を、消費文化やジェンダー、知的交流などの視点もまじえて示し、多様性を乗りこなす知恵と現代の発展を含蓄豊かに描き出す。
目次
第12章 国家をつくる 一八二四‐一九四〇年
第13章 農民の非自律化―人口増加と貧困 一八三〇‐一九四〇年
第14章 消費する近代 一八五〇‐二〇〇〇年
第15章 進歩と近代 一九〇〇‐一九四〇年
第16章 二〇世紀半ばの危機 一九三〇‐一九五四年
第17章 軍と王とマルクスと―権威主義的転回 一九五〇‐一九九八年
第18章 商業への回帰 一九六五年以降
第19章 ネーションをつくる、マイノリティをつくる 一九四五年以降
第20章 世界のなかの東南アジア地域
著者等紹介
リード,アンソニー[リード,アンソニー] [Reid,Anthony]
1939年ニュージーランド・ウェリントン生まれ。オーストラリア国立大学太平洋アジア研究所教授、国立シンガポール大学アジア研究所所長などを経て、現在オーストラリア国立大学アジア太平洋カレッジ名誉教授。近代アチェ史研究からキャリアを始め、The Age of Commerce in Southeast Asia,c.1450‐1680,2 vols.(1989;1993)で東南アジア史にアナール学派の歴史概念を導入し、第一人者としての評価を確立した。インドネシアを中心とする近世・近代東南アジア史研究を専門とし、ナショナリズム研究や環境史でも多数の著作がある
太田淳[オオタアツシ]
1971年福岡県生まれ。2005年、オランダ・ライデン大学大学院文学研究科にて博士(文学)取得。現在、慶應義塾大学経済学部教授。著書に『近世東南アジア世界の変容』(名古屋大学出版会、2014年、日本学士院学術奨励賞)
長田紀之[オサダノリユキ]
1980年東京都生まれ。2013年、東京大学大学院人文社会系研究科にて博士(文学)取得。現在、アジア経済研究所研究員。著書に『胎動する国境』(山川出版社、2016年、東南アジア史学会賞)
青山和佳[アオヤマワカ]
東京大学東洋文化研究所教授
今村真央[イマムラマサオ]
山形大学人文学部教授
蓮田隆志[ハスダタカシ]
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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