出版社内容情報
世界史を動かし続けた東南アジアを、先史から現代までの全体史として描く、第一人者による決定版。上巻では、近世=初期近代へと至る展開を各国史や大陸/島嶼の区別をこえた一貫した視点でとらえ、環境、宗教、ジェンダー、商業などから、豊かな多様性を生み出す人びとの姿に迫る。
内容説明
グローバルな商業の興隆へ。世界史を動かし続けた東南アジアを、先史から現代までの全体史として描く、第一人者による決定版。上巻では、近世=初期近代へと至る展開を各国史や大陸/島嶼の区別をこえた一貫した視点でとらえ、環境、宗教、ジェンダー、商業などから、豊かな多様性を生み出す人びとの姿に迫る。
目次
第1章 熱帯湿潤地域の人びと
第2章 風下の地のブッダとシヴァ
第3章 貿易とネットワーク
第4章 都市の発展と世界市場向けの生産 一四九〇‐一六四〇年
第5章 宗教革命と近世 一三五〇‐一六三〇年
第6章 アジアとヨーロッパの邂逅 一五〇九‐一六八八年
第7章 一七世紀の危機
第8章 民俗語的アイデンティティ 一六六〇‐一八二〇年
第9章 中国語化した世界の拡大
第10章 熱帯プランテーションへの道 一七八〇‐一九〇〇年
第11章 自律性の退潮と最後の抵抗 一八二〇‐一九一〇年
著者等紹介
リード,アンソニー[リード,アンソニー] [Reid,Anthony]
1939年ニュージーランド・ウェリントン生まれ。オーストラリア国立大学太平洋アジア研究所教授、国立シンガポール大学アジア研究所所長などを経て、現在オーストラリア国立大学アジア太平洋カレッジ名誉教授。近代アチェ史研究からキャリアを始め、The Age of commerce in Southeast Asia,c.1450‐1680,2 vols.(1989;1993)で東南アジア史にアナール学派の歴史概念を導入し、第一人者としての評価を確立した。インドネシアを中心とする近世・近代東南アジア史研究を専門とし、ナショナリズム研究や環境史でも多数の著作がある
太田淳[オオタアツシ]
1971年福岡県生まれ。2005年、オランダ・ライデン大学大学院文学研究科にて博士(文学)取得。現在、慶應義塾大学経済学部教授。著書に『近世東南アジア世界の変容』(名古屋大学出版会、2014年、日本学士院学術奨励賞)
長田紀之[オサダノリユキ]
1980年東京都生まれ。2013年、東京大学大学院人文社会系研究科にて博士(文学)取得。現在、アジア経済研究所研究員。著書に『胎動する国境』(山川出版社、2016年、東南アジア史学会賞)
青山和佳[アオヤマワカ]
東京大学東洋文化研究所教授
今村真央[イマムラマサオ]
山形大学人文学部教授
蓮田隆志[ハスダタカシ]
立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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