近代日本の科学論―明治維新から敗戦まで

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  • サイズ A5判/ページ数 552p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815810191
  • NDC分類 401
  • Cコード C3010

内容説明

われわれは科学をどう考えてきたのか。科学の営みや社会との関係をめぐる言説は、維新から対米戦までの歴史の流れに呼応して、劇的に変転した。文明開化、教養主義の時代を経て、科学を標榜し革命を起こしたマルクス主義の衝撃と、それを契機に誕生した日本主義的科学論など多様な議論の展開を、初めて一望する力作。

目次

第1部 科学と出会った明治の日本―科学論の黎明(「科学」の語が意味したもの;天皇の国の科学と科学論―明治期の諸相)
第2部 学問的科学論の試み―教養主義と理想主義の科学論(桑木〓雄の科学史と科学論―変革との対峙;田辺元の哲学と科学論―方法と実在;石原純の物理学と科学論―自然科学と世界形象)
第3部 諸潮流の形成と展開―マルクス主義の衝撃(マルクス主義科学論の勃興―科学の階級性と自然弁証法を中心に;篠原雄と綜合科学;武谷三男の三段階論)
第4部 日本科学論の誕生―科学との対峙から「科学する心」へ(思想統制と科学論―一九三〇年代前半の国民精神文化研究所を中心に;教学刷新と科学論;日本文化としての科学;科学する心―文相橋田邦彦とその周辺)
第5部 戦う帝国の科学論―科学精神と日本精神の昂揚と焦燥(綜合科学を枢軸とする積極的世界建設―戦時下の篠原雄;日本科学論の展開;革新官僚の科学論―精神と生活の科学化;戦時下の科学―純粋科学と応用研究、日本精神と科学精神)

著者等紹介

岡本拓司[オカモトタクジ]
1967年愛知県蒲郡市生まれ。1989年東京大学理学部物理学科卒業。1994年東京大学大学院理学系研究科科学史・科学基礎論専攻単位取得退学。新潟大学人文学部助手などを経て、東京大学大学院総合文化研究科教授、東京大学博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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無重力蜜柑

13
一ヶ月かかった。長かった。……表題の通り近代日本の「科学論」の歴史を追った本。「科学」の歴史ではない。科学論とは科学に関する思弁や思想のことで、要するに科学哲学や科学史である。しかし戦前日本のそれは現代イメージされるものとはだいぶ毛色が違う。戦前日本の科学に関する議論は、国家や世界、人類の行く末を論じる気宇壮大なものだったのだ。それは日本が西欧の科学の脅威によって近代化を始め、しかし記紀神話という非科学的な建国理念を奉じた国家であった事実と密接に関係している。2023/10/30

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