内容説明
それは伝統ではなかった!『陰翳礼讃』以前、日本映画は「明るさ」に価値を求めていた。では「影の美学」はどのように現れ、展開し、伝統となったのか。照明のテクノロジーに注目し、トランスナショナルな視点から新たな日本映画史を描く。
目次
序章 影の美学とは何か
第1章 照明と資本主義―松竹とハリウッド
第2章 刀の閃きとスターの輝き―松竹と時代劇
第3章 ストリート映画―松竹とドイツ
第4章 影の美学―松竹、東宝、日本
終章 宮川一夫の映画撮影
著者等紹介
宮尾大輔[ミヤオダイスケ]
1970年東京都に生まれる。2003年ニューヨーク大学大学院映画学科博士号(Ph.D)取得。現在カリフォルニア大学サンディエゴ校教授
笹川慶子[ササガワケイコ]
現在、関西大学文学部教授、博士(文化交渉学、関西大学)
溝渕久美子[ミゾブチクミコ]
現在、同朋大学他非常勤講師、博士(学術、名古屋大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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