内容説明
「対米従属」はなぜ抑制されたのか。湾岸戦争の教訓を胸に、補給支援などの協力に乗り出した日本が、米国の圧力を受けながらも、主要同盟国にくらべ限定的な関与にとどまりえた理由とは何か。連立小政党の機能からそのメカニズムを解明、国際/国内政治の連動をとらえ、「テロとの闘い」の10年を初めて包括的に描き出す。
目次
序章 「テロとの闘い」の一〇年
第1章 連立政権と対外政策
第2章 インド洋への自衛隊派遣決定から実施へ―二〇〇一年九月~〇二年一二月
第3章 インド洋における活動縮小期―二〇〇三年一月~〇五年一二月
第4章 インド洋からの活動撤退へ―二〇〇六年一月~一〇年一月
第5章 分析
終章 連立政権は対外政策にどのような影響を与えるか
著者等紹介
宮崎洋子[ミヤザキヨウコ]
1971年横浜市生まれ。1995年内閣府(旧総理府・総務庁)採用。1996年東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了。2002年米国ハーヴァード大学ケネディスクール大学院修士課程修了。内閣府総合科学技術会議事務局、総務省行政管理局、外務省総合外交政策局安全保障政策課などを経て、2016年政策研究大学院大学博士課程修了、博士(政策研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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