内容説明
相対性理論の核心にある「時計合わせ」のアイディアが、世界標準時から海底ケーブルまで時代の政治・哲学・技術の焦点に位置していたことを明らかにし、「孤高の天才」とはほど遠い二人の立役者の活躍を浮き彫りにする傑作。
目次
第1章 同期するということ
第2章 鉱山、カオス、規約
第3章 電気の世界地図
第4章 ポアンカレの地図
第5章 アインシュタインの時計
第6章 時間の位置
著者等紹介
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
1956年生。1979年東京大学教養学部教養学科卒業。1987年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。名古屋工業大学助教授などを経て現在、名古屋学芸大学非常勤講師、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
219
先ずねタイトルが秀逸でしょう。アインシュタインは言わずもがな相対性理論。ポアンカレと言えばトポロジー。これらを用いた宇宙論が書かれた本だと思いましたが、全然違った(´๑•_•๑)。相対性理論が生まれた時代の背景や、アインシュタイン以外の人が相対論にどう迫ろうとしていたかなどなど。凄い外堀から埋めて行くなーと思っていたら終わっちゃった。現代我々が当然の様に使っているメートル法、グリニッジ標準時。これらを定める難しさや、政治的な思惑みたいなものも面白かったです。……政治家は……ねぇ。2020/02/29
takataka
3
アインシュタインは知っている。ポアンカレも名前は知っている。しかしその接点は?ポアンカレも相対性理論に近づいていたという。アインシュタインが相対性理論を確立できた背景は?ポアンカレの活躍した時代から丹念に解きあかす労作です。2016/02/27
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