社会思想の歴史―マキアヴェリからロールズまで

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  • サイズ A5判/ページ数 335,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784815807702
  • NDC分類 309.02
  • Cコード C3010

出版社内容情報

近代と向き合い、格闘し、支えた思想家たちの思考のエッセンスを平易に解説、自由と公共をめぐる思想的遺産を縦横に論じて、現代社会をよりよく考える基盤を指し示す。政治・経済・哲学の枠を超え、近代社会の通奏低音をなす思想の姿

内容説明

近代と向き合い、格闘し、支えた思想家たちの思考のエッセンスを平易に解説、自由と公共をめぐる思想的遺産を縦横に論じて、現代社会をよりよく考える基盤を指し示す。政治・経済・哲学の枠を超え、近代社会の通奏低音をなす思想の姿を浮かび上がらせた、刺激に満ちた最良の道案内。

目次

マキアヴェリの社会思想
宗教改革の社会思想
古典的「社会契約」思想の展開
啓蒙思想と文明社会論の展開
ルソーの文明批判と人民主権論
スミスにおける経済学の成立
「哲学的急進主義」の社会思想―保守から改革へ
近代自由主義の批判と継承―後進国における「自由」
マルクスの資本主義批判
J.S.ミルにおける文明社会論の再建
西欧文明の危機とヴェーバー
「全体主義」批判の社会思想―フランクフルト学派とケインズ、ハイエク
現代「リベラリズム」の諸潮流
社会思想の歴史から何を学ぶか

著者等紹介

坂本達哉[サカモトタツヤ]
1955年東京生まれ。1979年慶應義塾大学経済学部卒業。1984年同経済学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学経済学部助手、日本学術振興会海外特別研究員(グラスゴウ大学)をへて、1989年慶應義塾大学経済学部助教授。1996年同教授。2001年博士(経済学)。主要著作に『ヒュームの文明社会』(1995年、創文社。1996年サントリー学芸賞、2001年日本学士院賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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masabi

11
【概要】西欧が生んだ近代社会を巡り、自由と公共を軸に思想の変遷を解説する。【感想】時代の文脈と思想の文脈、自由と公共を共通の枠として、マキアヴェリからロールズまでを概観する。自由、平等という原則に対して、資本主義の生み出す不自由と不平等。その対立にどう向き合うか。2023/10/03

Bevel

6
自由、平等、基本的人権、民主主義などの思想的遺産は、「近代社会はもちろん、何より資本主義の確立および本質と不可分の関係にあり、一方を捨てて他方だけを取るということはできない」という通底する問題意識が効いていて、現代社会・政治の諸側面が縦横無尽に結びついていく感じがよかった。取り上げる著者の、時代・思想の文脈の記述が厚く、世界史の教科書を読み直したみたいな充実感がある。さらに思想紹介も読みやすい。執筆13年と言われて、そりゃねという感じ。マキャベリ、ロック、ルソー、J・S・ミルなどの魅力に気づけてよかった2022/01/02

Elstir

5
概説書としての網羅性に加えて、個々の思想家についての説明の詳細さが難なく両立している。いずれの章もそこで取り上げる思想家がいかなるコンテクストから現れたものなのかの思想史的分析に始まり、本書の主題である公と私とのせめぎあいの問題に帰着するといった構造をしており、読解しやすい。2015/05/28

enome

4
教科書的な見た目の印象を覆してすごく刺激的で面白かった! 思想家の系譜、著書などから、その人の経済観を支える人間観・道徳観・社会観を読み解くので、思想家が生き生きと感じられる。本文構成、思想家の選定にも充分に理由付けが記載されており読む際の方向性を見失いにくい。情報量が多いので読了に時間がかかったが、丁寧に読む価値があったと感じた。 本文中で参考文献の思想的な位置付けが簡単に紹介されたりするので、巻末読書ガイドの読みたさが急上昇する。この本を持って図書館に通いたい。でもこんなに読みきれない…2018/01/23

1
今まで読んだりパラパラしたりしてきた政治思想・社会思想系の教科書では最高水準のものだった。教科書というより事典じみていると言ってしまってもいいと思う。 マルクスが見落としていた市場社会によるプロレタリアの取り込み、つまり大衆消費社会の出現を正しく洞察したのがウェーバーとミルであり、そこにフランクフルト学派と現代リベラリズムの系譜が続いていくという史観が取られており、個人的に今まで小ミルが持ち上げられているのがよくわかっていなかったのが、なるほどになって良かった。2023/07/07

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