内容説明
現在だけを見ていては中国はわからない。世界経済の中核であり続けたダイナミックな経済、しかし標準経済学では歯が立たない。そのしくみを歴史から解き明かし、中国経済が今日抱える矛盾の由来をも示す。先史時代から改革開放までを一望する、わが国初の画期的通史。
目次
序章 中国の経済と歴史
第1章 先史時代~秦漢―古代帝国の形成と分解(~3世紀)
第2章 魏晋南北朝~隋唐五代―南北分立から南北分業へ(3~10世紀)
第3章 宋遼金~元―北方からの衝撃と経済重心の南遷(10~14世紀)
第4章 明清―伝統経済の形成と変遷(15~19世紀)
第5章 近現代―国民国家形成の試みと経済発展(20世紀~現代)
著者等紹介
岡本隆司[オカモトタカシ]
1965年京都市に生まれる。1993年宮崎大学教育学部講師。宮崎大学教育文化学部助教授などをへて、現在、京都府立大学文学部准教授。著書『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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